2007年1月24日発売
イン・エヴリ・ウェイキング・モーメントイン・エヴリ・ウェイキング・モーメント
スイス出身の5人組による日本デビューとなる通算8作目。メロディアスな楽曲をストレートなギター・サウンドで演奏するオーソドックスなロックだが、けれんのない素直なスタイルに好感が持てる。ノルウェーの女性歌手をフィーチャーした曲も収録。
マスク・オブ・サニティマスク・オブ・サニティ
ドイツ出身のヘヴィ・メタル・バンドの14作目。シン・リジィとAC/DCの要素も入った美麗なヘヴィ・メタル・サウンドで、メロディックかつ劇的に攻める。日本盤は歌詞と和訳、リーダーのマット・シナーのインタビュー、ボーナス・トラック、PV付きだ。
夢の万祝夢の万祝
ロックのダイナミクスを最高値で奏でる3ピースのセカンド・ミニ・アルバム。投げっぱなしのサウンドと言葉で疾走していく一方で、重心を低くしたグルーヴからうねりをこしらえたりもするロック六景は、どこを触れてもビリっとくる電磁波をたぎらせている。★
シューマン:謝肉祭、交響的練習曲シューマン:謝肉祭、交響的練習曲
ふんわりと柔らかな音質も手伝ってか、非常に口当たりの良い音色である。とはいえ、妙に甘ったるい気配などなく、洗練された感覚で流麗に、情緒豊かに歌っている。ショパン風なスタイルによる名演ともいえるだろう。ライヴ録音とのことだが、当日の聴衆は驚くほど静か。
1010
古巣モータウンからワーナーに移籍しての第1弾。声の滑らかさをこれでもかと利かせたミディアム・スローが中心なのは当然としても、「レッド・ホワイト・アンド・ブルー」で人気のカントリー・グループをゲストに迎えるなどあなどれない趣向も。R&Bヴォーカルの王道、そのお手本のよう。