2007年12月19日発売
代表的な楽曲をアコースティックにアレンジし、春夏盤と秋冬盤の2枚組にして全23曲を収録。耳なじみのある曲のみならず、新曲「白い記憶」は注目のサックス・プレイヤー、矢野沙織が参加するなど新旧のファンが楽しめる内容だ。四季がテーマのクラシック・シリーズの集大成。
トリノ五輪で荒川静香が金メダルを取った曲としてわが国でもポピュラーとなった「誰も寝てはならぬ」。生誕150年を迎えるプッチーニの名アリアを3大テノールを含む12名の豪華な競演で満喫できるCDだ。同一曲が歌手によっていかに違うかに興味の的がある。
日本歌謡史に燦然と輝くミリオンセラー「待つわ」、名盤『P.S. あなたへ…』やカヴァー・アルバム『メモリアル』、入手困難なトラックを含む全28曲をデジタル・リマスタリングで収録したベスト・アルバム。変わらない感動と岡村孝子の作曲センスに感服しきり。
ソウルの女王による、重量感あるデュエット集。キース・リチャーズがサポートした「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」を筆頭に、大半がおなじみの既発表曲だが、ファンテイジア、ジョン・レジェンドとの新録曲も収める。アレサ自身はフランク・シナトラと歌った「ホワット・ナウ・マイ・ラヴ」が忘れられない一曲と言う。
プロデューサーとしても活躍するMCのジョルジオ・カンチェーミと、シンガーのTOKOのユニットによる3枚目のミニ・アルバム。サブ・タイトルどおり“ラブ”をテーマに、弦楽器やピアノをふんだんに活かしたメロディ重視のトラックが聴きやすく心地よい。
“ウィンター・ソング”を集めたコンピ盤。DOUBLEによるバラード「Winter Love Song」を表題曲に、アンダーグラフ、井上陽水、今井美樹らのロマンティックで切ない、珠玉のラヴ・ソングスを収録している。
話題になっている久しぶりのアルバム(通算5枚目)。とにかく歌詞とメロディ、ヴォーカルとバックのサウンドがぴったり寄り添い、ポップで気持ちがいい。アルバム全体の構成も統一感があるし、バンドの演奏力もかなりのものだと思う。
handcuts RECORDSがコンパイルした、新進気鋭の次世代を担うトラック・メイカーらによる音源集第3弾。Shing02も絶賛した尺八×ガムラン・グルーヴ「Ordinary fellow」、狂熱のパーティ・チューン「E加減」、新星ビート・ボクサー桜井響×ピート・ロック「Revenge」など、枚挙に暇ない傑作揃い。★
多彩なアーティストたちがカヴァーするLUNA SEA初のトリビュート・アルバム。個性あふれるアレンジもさることながら、女性ヴォーカルが新鮮な3、8曲目、大御所のシブさが際立つ6、12曲目を含め、全編にわたって楽曲の新たな魅力が引き出されている。
LUNA SEA〜ソロ活動10周年を迎えたJのライヴ・アルバム。収録されているのは2007年10月3〜7日に渋谷AXで行なわれた5日連続ライヴからのベスト・テイクで、Jのパワフルな歌声と臨場感たっぷりのエネルギッシュな演奏は迫力満点だ。
ジャパニーズ・レゲエ、ヒップホップ界の実力者&注目株が、所ジョージの名の下に集結したコンピ盤。卍LINE(窪塚洋介)、CHOP STICK、山本KID徳郁といった個性的な面々がさまざまなアプローチで聴かせてくれる。
山下独自のブルーな旋律が、オーケストラの響きとして構築されていくさまが実にスリリング。屈強の“共演者”と戦うピアノのソロ・パートも、勁い集中力に満ちている。即興的作品における名作の、優れたドキュメントだ。「ボレロ」の解放感もいい。録音はイタリア初演時のもの。★
元ソフト・バレエの藤井麻輝の新プロジェクトのデビュー作。女性ヴォーカリスト、芍薬をフィーチャーしたエレクトロ・ポップ。ジャケット・アートそのままの、オリエンタルでサイケでデカダンで耽美な世界。ミニ・アルバムでもあり、大いなるイントロダクションの趣。