2007年2月発売
ガーシュウィンの没後70周年を記念して作られた一枚。オースティンはソウルフルなヴォーカルが得意なだけあって、ここでもジャジィな歌唱をベースにブルース・フィーリングを湛えた歌声が印象的に響く。洒落た楽曲が彼女によって新鮮味を獲得した。
過去10年以上生活しているフランスの名曲を、フランス語で歌った2007年作品。ディープかつダークな表現がマッシヴ・アタックに通じるブリジット・バルドーの「ボニーとクライド」、ダンサブルなエディット・ピアフの「バラ色の人生」などが個性的な仕上がり。ブライアン・イーノの参加が目を引く。
アラニス・モリセットやPiNKを愛する女性ロック・シンガーのメジャー・デビュー・シングルはテレビ朝日系アニメ『蒼天の拳』のエンディング・テーマ。作詞を自ら手掛け、ワイルドなヴォーカルで自分の世界をハードに表現する、存在感のある正統派ロック・アーティストの誕生だ。
大志を抱いて、古里を後にした男。望郷の念をかみしめながらも、自分が選んだ道を突き進むんだという熱い思いを、弦楽器の響きを生かした華やかな曲調に乗せた。力強い高音と豪快なコブシが効果的だ。「歌手を目指し、故郷の福岡・柳川から上京した自分の生き方と重なると同時に、多くの聴き手にとっても、共感できる心情が描かれていると思う。『皆さんにも、こんなことありましたよね』と語り掛ける気持ちで表現しています」と北山は語る。これまで一貫して、夢に向かって生き抜こうとする男性像を表現してきた。「勇壮な曲が大好きで、子供のころから、男歌ばかり歌ってきた。この路線が、北山演歌の魅力として定着してくれればうれしい」高校中退後、尊敬する北島三郎に弟子入り。8年間の付き人生活を経て、2004年にデビューした。それからは順風満帆。同年、日本レコード大賞の新人賞に輝き、翌05年からは2年続けてNHKの「紅白歌合戦」にも出場した。「大スターのファンに対する優しさ、スタッフへの気遣いなどを、付き人として間近に見てきた。そこで学んだものが、僕の糧となっている」と力を込めた彼の言葉に象徴される1曲だ。
ベスト盤『メイドインジャパン』に続く、RHYMESTERのアルバム。彼らが積極的に行なってきたアーティスト・コラボ作から、選りすぐりの楽曲を収録。忌野清志郎ほか豪華な面々が参加した、第2のベストといえる作品だ。