2007年3月7日発売
デビュー7年目、中堅実力派ロック・バンドの4枚目のフル・アルバム。UKIのヴォーカルはぐっと表現力が増し、ギターやドラムスの重ね方、ビートの刻み方も疾走&高揚感がバツグン。これまでの自信と意地をみせつける、濃やかでいて爆発力を持った仕上がりとなっている。
3人組ガールズ・グループ、スパークリング☆ポイントの9thシングルは、2007年春に高校を卒業する梓が歌詞を書き下ろしたバラード・ナンバー。ピアノをメインに据えたサウンドで、春の切なくも華やいだ雰囲気を演出している。
88年にMOJO CLUBとしてデビューした三宅の6年ぶりとなる6作目。キャリア20年とは思えないほどの瑞々しさで、ブルージィではあるが枯れた感じとはほど遠い。かといって無理している感じもなく、自然体が心地よい。誰かの支えとなりそうな一枚。
ピザ・オブ・デスの中にあっては異色の存在だが、ナイーヴなポップ・センスで注目度は高まるばかりのComeback My Daughters。このファースト・マキシでも、瑞々しいインディ・ポップ・サウンドは、琴線を優しくくすぐるように響き、さらなる活躍を期待させる。
1年4ヵ月ぶりのシングルは、葉加瀬太郎(vn)とコラボレーション。春一番が吹いて、思いを告げられなかった相手をふと思い出すセンチメンタルな曲を、ヴァイオリンで感傷的に盛り上げる。「スナフキン」はアニメ『ムーミン』の旅人キャラの名前をタイトルにした春らしいナンバー。
生バンドによるアニメ音楽でおなじみ、キッズステーションの長寿番組『アニぱら音楽館』のテーマ曲集。「僕らは宇宙をまっている」をはじめ、歴代の主題歌を中心に収録。影山ヒロノブや遠藤正明など、メンツも強力だ。
関西のスキンズ・シーンの雄、ザ・ホークスの6年ぶりとなるセカンド・アルバム。ジャンルうんぬんといった議論を凌駕してしまう男気あふれるサウンドは、起伏が豊かなメロディの中に確固たる信念を映し出している。ライヴで鍛えられたタフさをエネルギーにしながら。
アメリカはオレゴン州ポートランド出身のロック・トリオ、31ノッツの5thアルバム。変拍子やノイズの多用、どこまでも秀でたメロディなど、その雑食的な感性および中毒性のあるサウンドがさらに進化をみせている。