2007年3月発売
ディスコ・ビートとロックンロールを融合した、吉川晃司の通算16作目となるオリジナル・アルバム。ポップなアプローチはもとより、ビートの効いたロックな面もたっぷりと打ち出して、メロディアスで華麗な世界を構築している。
2005年に高校1年生でデビューしたシンガーの6枚目のシングルで、「キャンディ・ライン」はアニメのエンディング・テーマ。JUDY AND MARYのTAKUYAプロデュースによる作品らしく、いきおいよくはじけたガールズ・ポップ・ロック作品。
現役女子高生シンガー・加藤ミリヤの約1年半ぶりのセカンド・アルバム。R&B、ヒップホップをベースにした音作りながら、AORやディスコなどのスパイスを盛り込んだ通好みのサウンド・プロダクトはYANAGIMANや3rd Productionsによるもので、センスの良さを感じる。
ルックスと実力の両方を兼ね備えた希有な存在とも言えるシンガー・ソングライターである彼女の、すでにCMでもお馴染みのシングル。恋をした女の子のはやる気持ちを、突き抜けるようなハイ・トーン・ヴォイスと甘酸っぱい歌詞で見事に表現している。
三人組ユニット、いきものがかりのファースト・アルバム。あどけない顔立ちとは裏腹に、ドラマティックなバラードや活気あるポップ・ソング、ロック調のナンバーと幅広い才芸を示顕。タイアップ付きシングル曲が凝縮されており、彼らの躍進もたどれる。
筒美京平や玉置浩二らが提供した楽曲や、島谷ひとみとのデュエット「ふたりでいいじゃない」、CMソング「NOTHING'S GONNA CHANGE MY LOVE FOR YOU」などを収録したアルバム。酸いも甘いも噛み分けた大人だけが持ち得る深みと色気のある声で、ファンキーな曲からバラードまで濃密に歌い上げた、マーチン流ソウルの逸品。
「サクラ色」はワシントンで暮らした青春時代を回想した肯定的なバラード。エモーショナルに盛り上がるサビが美しい。「On&On」は亀田誠治のアレンジによるパワフルな音が弾ける曲調にぴったり。「Power of MUSIC」は多重録音のコーラスとプログラミングによるサウンドがクリアな音世界を描く。
個性派女優として知られるジュリエット・ルイス(vo)が率いるバンドのセカンド・アルバム。内容は疾走感あふれるロックンロールの連射。豪快な音塊がそのまま自己主張だ。ドラムには全編でデイヴ・グロール(ニルヴァーナ/フー・ファイターズ)が参加。
デビュー10周年で通算8枚目となるアルバム。特に大きな変化があるわけではないが、強力に信頼できる安定感がある。軸がまったくブレてないのだ。それに年々、バンドとして若返っているような。先行シングルだった「FLY」「COME ON」「指先」も収録。
第10回全日本国民的美少女コンテストの演技部門賞を受賞したアイドル、福田沙紀の5thシングル。自身が作詞とジャケット写真を手がけた意欲作で、彼女のフレッシュな感性が最大限に発揮されたナンバーに仕上がっている。
AKTIONこと真木蔵人の本格デビュー・シングルは、ラップ・キャリアのスタートとなった2001年のZEEBRA曲の続編。絶え間なく興奮を煽る躁状態の派手なトラックに、大口径の銃弾のようなハードコアなラッピング。本気でヒップホップに惚れた男の自立宣言。
デビュー作『グッディーズ』から約2年ぶりとなる、R&Bポップ・アイコン=シアラの2ndアルバム。前作を上回る超強力ダンス・チューンからバラードまで、幅広いタイプの楽曲を収録した充実の1枚だ。
93年に発表されたウータン・クランのデビュー・アルバム。RZAを中心とする武闘派MCの面々が、荒々しくもソウルフルなビートにのせたヒップホップ・クラシックを繰り広げている。