2007年6月発売
日本を代表する名曲をカヴァーした“ファンタジー・シリーズ”のベスト盤。収録曲のすべてが“日本の歌百選”に選ばれており、温かみのある癒しの楽曲が心ゆくまで楽しめる。
オリジナルとしては2年ぶりのアルバムは、映画『赤い文化住宅の初子』の主題歌「Moor」など全10曲。ポップスが頂点を迎えた60年代末期の空気が流れ、前向きの懐かしさとでもいう不思議な感覚に襲われる。アレンジも結構。上質のポップスが味わえる。
前作から2年4ヵ月ぶりのオリジナル・アルバム。作詞・作曲はもちろんのこと、楽曲によってピアノを使ったものは、アレンジも自ら行なっている。誰にもわかりやすい言葉で、日々の生活の中で思うあれこれが綴られている。キュートなヴォーカルが魅力。
デビューの2000年からの軌跡を、“グルーヴ”と“メロウ”というテーマで編纂した2枚組ベスト。ボサ・ノヴァやサンバ、ファンクなどのグルーヴにポップなメロディーを乗せ、エレガントなポップスに昇華させるセンスはお見事。2000年代型の良質シティ・ポップ。
女芸人ハリセンボンが出演する「レベルアップ」のクリップなどにより俄然注目度が高まる中でのミニ・アルバム。随所に“和”テイストを感じさせながらも、日常の喜怒哀楽と持ち前のエモーションをダイレクトに表わした歌謡ロック集。姉貴と呼ばさせてもらっていいですか。
2007年6月発表のシングル。荒川静香がフィギュアスケートの演目で使用したことでも知られる名曲のカヴァーで、非の打ちどころがないバラードに仕上がっている。CBC系アニメ『ロミオ×ジュリエット』のオープニング曲。
もっともなじみの深い楽器、ピアノの作品の中でもショパンは特別な存在だ。本作には、そんなショパンの主要なピアノ曲がほぼ網羅されている。演奏家には、デッカの誇る一流どころを揃えた豪華なコンピ盤だ。
アシュケナージの20代後半と30代後半での録音。ソナタにおける、精密な演奏がシューベルトのロマンティシズムを見事に表出している。カップリングされている小品も喜びに満ちた丁寧な仕上がりだ。
アシュケナージ28、29歳のときの録音。「交響的練習曲」と「幻想曲」は最初の録音、「カノン形式の練習曲」は初のCD化となる。後年のスケール感や余裕には欠けるが、ピンと張り詰めた精気みなぎる演奏がみずみずしい。
生真面目な演奏スタイルを貫く名手ふたりが、どうしたわけかクロスオーヴァーをやろうということになった。そこで真面目×2は自在で浮遊感あふれる奔放な空間を創出したのだ。“デュオ”の面白さ、音楽の醍醐味にほかならない妙技の発露、心して聴かれよ。
制作・出演
アンナ・ネトレプコ / イルデブランド・ダルカンジェロ / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン国立歌劇場合唱団 / ドロテーア・レシュマン / ニコラウス・アーノンクール / ボー・スコウフス / モーツァルト / ロレンツォ・ダ・ポンテ2006年ザルツブルク音楽祭の話題をすべてをさらったのが、この「フィガロ」。アーノンクールのていねいで、しかも大胆な指揮。ネトレプコのスザンナはチャーミングで艶やか。ダルカンジェロのフィガロも溌剌。二人のバランスが絶妙だ。録音もすばらしい。
デビュー35周年を記念したベスト盤。ユニバーサルから発表された7枚のシングル曲とそのカップリング曲を中心にピックアップ。アッパー系はDISC1に、バラード系はDISC2に収録。味わい深い歌唱で聴かせるヒデキに感激だ。