2007年9月26日発売
時々客演していたベルリン・フィルとの、名演と言える演奏。小澤征爾の切れ味鋭いリズム感が躍動し、ベルリン・フィルを自在にコントロールしている。ワイセンベルクとのアンサンブルも緊密で、心地よい緊張感が漂っている。
33歳で亡くなったルーマニア出身のピアニスト、リパッティの代表的なアルバムのひとつ。ショパンもモーツァルトも唯一の録音だが、現代のピアニストからは味わえない独特の香りを放っており、大いに聴く価値がある。
ガリエラとのグリーグは、この曲の最高の演奏とする人が、いまだに多い録音だ。カップリングのシューマンも、若きカラヤンとの共演で歴史的名演と言われているもの。リリシズムと華麗さが堪能できる。
ロストロポーヴィチとのブラームスの二重協奏曲も一緒に録音するなど、精力的に活動していたセルとオイストラフの、ともに晩年での録音。演奏の精度、緊張感、豊かな情感と、いずれも申し分のない堂々とした演奏が味わえる。
リヒテルが西側にデビューして2年ほどたった1962年、イタリアへの演奏旅行の際のライヴ録音だ。ヨーロッパにセンセーションを巻き起こした、そのダイナミックでスケールの大きな演奏がしっかりと捉えられている。
クシシュトフ・キエシロフスキ、ルイ・マルなどの映画の音楽を手掛ける作曲家の久々のアルバム。旧約聖書に着想を得て書き下ろされたそうで、重厚長大なストリングスや賛美歌のような女性ヴォーカル、凛としたピアノがスピリチュアルな空気を演出する。
Λucifer時代からアジアで人気を博し、解散後にはソロでタイの国民的スターとなった越中睦(MAKOTO)の逆輸入ファースト・フル・アルバム。オルタナ、オリエンタル・ロック、デジタル・ロックとさまざまなサウンドを包括したスタイルはカラフルかつポップ。
大ヒット・シングル「ひとり薩摩路」を初収録した、水森かおりの2007年9月発表のアルバム。シングル曲やカヴァー、豪華作家陣による書き下ろしの新録曲など、さまざまな楽曲スタイルが楽しめる。