2007年9月発売
“新感覚ピアニスト”との触れ込みに肩すかしを喰わせる、正統派タイプの演奏。とはいえ、音楽にカドを立てず、無駄な力みも感じさせない流麗さは、別な意味で印象に残る。クラシック的である以上に、世代的な個性を意識したスタイリッシュな演奏といえそう。
映画関連の曲をパンクにアレンジするシリーズの第2弾。リサ・ローブ作品「ステイ」をポップにカヴァー、しかもその作者本人が参加するなど、ゴージャスな企画だ。アレンジも楽しめるし、ほかにも多くのゲストが参加しているので、付加価値もたっぷり。
日本全国を精力的にツアーし続けているメロディック・パンク・バンドのファースト・フル・アルバム。CDを聴いているだけで熱くなるようなエネルギッシュな演奏とキャッチーなメロディが印象的で、海外のバンドのようなサウンドの一体感も心地好い。
熱い熱いラテン・ミュージックのリミックス。ノリと情熱、そしてリズムが弾けあふれかえり、とってもセクシーな感じ。さすがラテンといった楽曲なのだが、どこか理論整然としており、リミックス、つまりトランスっぽい感じが見事にマッチしているのが面白い。
クラブ新宿CODEで活躍するDJたちが、人気アニメ・ソングを高速トランスでカヴァーした企画コンピレーション。原曲は『涼宮ハルヒの憂鬱』や『らき☆すた』でおなじみの楽曲など、ヒット・チャートをにぎわした人気曲ばかりだ。
セクシーでグラマラスな写真を満載した4枚目のアルバム。歌詞は強く恋を欲していく女心を綴った内容が中心。曲調もダンサブルでラテン系な楽曲を軸に据えている。大人の女性が心に秘めている情熱的な感情を、大胆にセクシャルに描写した作品だ。
デビュー15周年にして15作目にあたる今回は、ミディアム〜スローを中心に、J-R&Bの中堅らしくじっくりと。自身のアレンジによるコーラスはすべて多重。盛衰激しいこのジャンルにあって、目新しさには欠けるものの、中庸ならではの安定感が伝わる。