2007年9月発売
制作・出演
イ・ソリスティ・ディ・ザグレブ / ジェームズ・ゴールウェイ / チョン・キョンファ / ニュー・アイリッシュ室内管弦楽団 / フィリップ・モル / マルコム・プラウド / メルヴィン・タン / ヨーロッパ室内管弦楽団 / ヴィヴァルディ不世出のスーパー・フルート奏者ゴールウェイの、いわばバロック・ベスト。バロック音楽の“正しい”演奏と言えるかどうか、なんていう疑問は、この伸びやかで輝かしい音としなやかで明るい音楽性の前では、何の意味も持たない。上質なエンタテインメントとも言える。
制作・出演
GeorgeGalway / JoeTaylor / ザ・ゴールウェイ・ポップス・オーケストラ / ジェームズ・ゴールウェイ / ジニー・ゴールウェイ / ミッチ・ダルトン / レイ・ラッセル / ヴィンセント・ファヌエル / ヴィンセント・ファヌエレカリスマ的な人気を持つフルートの名手ゴールウェイが切々と奏でる。つややかな音色で綴られた旋律の何と美しいことだろう。誰もが知っているラブ・ソングが爽やかな風となって部屋を駆け抜ける。日々の疲れを癒す音楽としてこの上もない珠玉のCDである。
「関白」「DRIVE」など、ヒット・シングル曲を収録したSEAMOのアルバム。BENNIE Kとのコラボ曲を中心に、彼の音楽ルーツであるキャッチーなヒップホップ、R&Bフレイヴァーあふれる楽曲が満載だ。
好評を博したデビュー曲「シンクロ」(2006年)や2枚目「鱗(うろこ)」(2007年)などを収めた秦基博のファースト・アルバム。前向きな力強さと繊細さが微妙に絡み合った、青春の叫びとでも言える好盤で、清々しくロックするギター・サウンドも大きな魅力だ。
EGO-WRAPPIN'のヴォーカリスト、中納良恵の1stソロ・アルバム。制作陣に向井秀徳(ZAZEN BOYS)や青柳拓次(リトル・クリーチャーズ)らを迎え、彼女の新たな魅力が紡ぎ出されたポップな一枚となっている。
DJ兼プロデューサーのGadgetが97年に設立したレーベル、Function 8のコンピ盤。ジェット・ブラック・クレヨンらの人気曲をはじめ、アブストラクトなナンバーやレア音源などを収録している。
2007年9月発表のアルバム。元々シネマティックで視覚的な側面の強い活動をしていた彼らが気鋭の映像作家3人と共同制作。DVDにはショート・フィルムを、CDにはその映像にマッチしたエモーショナルなトラックを収録している。
大塚愛の初となるベスト・アルバム。ブレイクのきっかけとなった「さくらんぼ」、元気いっぱいの「SMILY」、美メロのバラード「プラネタリウム」など、ヒット曲が満載だ。
多彩な語法を持つ二つの歌曲集への鮮やかな対応だけでなく、小品での端正さも見事に尽きる。温かくカラフルな響きのグラデーションや、献身ともいうべき言葉の扱いは素晴らしく魅力的だ。「カリプソ」でのタクシーを急がせる様子も楽しい。野平のピアノが繊細に応えている。★
童謡詩人、金子みすゞの詩に、歌謡界でのヒット・メイカー浜圭介が付曲したアルバム。みすゞの詩はシンプルながら、深層心理や自然への鋭い眼差しに満ちている。浜の曲は、そうしたみすゞの世界を雄弁に表現した。演奏は立派過ぎるくらいだが、歌謡曲系の歌手でも聴いてみたい。
曽根は浜離宮朝日ホールでのバッハの連続演奏会の録音をリリースしているが、当盤はパリ音楽院秘蔵のチェンバロを使用したパリでのセッション録音。東京での実演に比べると荘厳さが増した印象。一曲一曲のカラーが際立ち、ドラマティックかつ濃厚に響いている。★
ジャンヌダルクのヴォーカリストでもあるYasuのソロ・プロジェクトのセカンド・シングル。林保徳の名で自作した「Black Cherry」はシャッフルのリズムも取り入れたエネルギッシュな曲で、「初恋」は村下孝蔵の大ヒット曲を原曲そのままでカヴァーし、多彩な面を見せてくれる。