2007年発売
俳優やモデルも務めるグッド・ルッキング・ガイの4作目は、なんと2枚組だ。一枚は通常のデンダーな味漂う“歌モノR&B”集で、もう一枚はなんとラップ表現集。後者はタイリースと別人格という設定で、ブラックTYと名乗る。ともにキャラ立ちを見事に留意。
2006年に完全復活した、80年代スウェーデン・パンク界の伝説の1作目に、EPや未発表音源を収録したCDをプラス。勢い先走り気味のハードコア・サウンドは、同年代のジャパコアを彷彿させる部分が少なくなく、内に秘めたエモーションを激しくかき立てられる。
このところカヴァーが大流行だが、久々のアルバムは男性歌手のカヴァー・アルバム。70年代のフォーク・ニューミュージック系の曲が多いが、ボサ・ノヴァの「ふれあい」やヒップホップな「学生街の喫茶店」と、大人の柏原芳恵を意識したアレンジがおもしろい。男の歌をどう歌ったか楽しむ一枚。
シンプルなオールディーズ・スタイルのロックンロールと、メロコアの感性を自然にミクスチャーさせた素直な曲の良さが胸にしみる。モータウンの名曲「ドゥー・ユー・ラブ・ミー?」のカヴァーをはじめ、凝ったコーラス・ワークにもセンスが見えるセカンド・アルバム。
メタルやヘヴィ・ロック、エモ寄りのメロコアを基調に、豪快な爆音を響かせる2000年結成の4人組。これは彼らのルーツをさらけ出したカヴァー作で、MR.BIG、ヴァン・ヘイレン、モトリー・クルー、エクストリームなどをバンド小僧感覚で楽しくプレイしまくり。
バークリー音大を首席卒業、ヴァイオリン界に降臨したディーヴァ! インストゥルメンタルながら、この色香。中塚武らクラブ・シーンで話題のプロデューサーを起用したセカンド・ミニアルバム。ポール・ダンスに痺れるラグジュアリーなミュージック・クリップ入り。