2008年10月22日発売
活動開始から四半世紀を経たアメリカン・パワー・メタルの老舗バンドによるアルバム。メロディアスかつドラマティックな楽曲と、ツボを押さえた重厚でソリッドなサウンドはベテランならではの安定感があり、安心して聴ける。メタル教信者、必聴の秀作。
ノルウェーのハード・ロック・バンドのアルバム。シンガーのトニー・ミルズが加入して味わいが変わったが、その第2弾が本作だ。意外なほどキャッチーな「ハロー,ハロー」に驚かされるが、さらにタンゴ「ベイビーズ・ガット・リズム」までやってたりして、これまでにないユニークさを打ち出している。
ブリティッシュ・ハード・ロック・バンド、シャドウマンの3rdアルバム。ベテランの実力派プレイヤーたちが集っているだけあり、良質で正統的なメロディアス・ハードを聴かせてくれる。
フィンランド出身、ティアーズ・オヴ・マグダレーナのデビュー・アルバム。女性ソプラノ・ヴォイスと男性エクストリーム・ヴォイスによるツイン・ヴォーカルが、強力なインパクトを放っている。
シンフォニック・ロックの女王、ラナ・レーンの2枚組ベスト・アルバム。2000〜08年にリリースされた音源を中心に、新録曲なども追加。ビギナーのみならずマニアにも嬉しいアイテムとなっている。
チェコの5人組パワー・メタル・バンド、シンフォニティーの1stアルバム。以前はネメシスという名前で活躍していたメンバーが、ルカ・トゥレッリなどで知られるヴォーカリスト、オラフ・ヘイヤーを迎えて見事な再出発を果たしている。
93年に解散したフロリダ出身のプログレッシヴ・デス・メタル・バンド、シニックの再結成アルバム。プログレのテイストを持つ、独特の浮遊感を湛えた音楽性は今も衰えていない。
ブラック・メタルの枠を超えた人気を誇る英国のバンドの2年ぶりの8作目。フランスのジル・ド・レイをテーマにしたアルバムで、久々にキーボードが目立つサウンドになっており女声を絡めてドラマティックに迫る。新ドラマーもパワフルで速いパートも多し。
前作から2年10ヵ月ぶりとなる待望のサード・アルバム。良心的なポップ・ソングをひっそりと丁寧に紡いできた彼らだが、本作では一気に“王道”に躍り出た感がある。UKロックとUSロックと日本の歌謡曲を消化した、日本男児ならではのポップ・ソング集。★
27枚目となる、矢野顕子渾身のオリジナルアルバム「akiko」は、プロデューサーにグラミー賞受賞のT・ボーン・バーネット、ギターに鬼才マーク・リーボウを迎えての製作。 ⇒『akiko』トレイラー
曲に合わせて5人のピアニストを起用した2008年8月録音の3作目。「五木の子守唄?サマータイム」は小曽根真のクリアな音色によって深みのある声が際立つ。詩情あふれる秋田慎治の演奏とロマンティックな表情のヴォーカルが合う「ムーン・リヴァー」もいい。中島弘恵の軽やかなタッチが生きる「アイ・ソウト・アバウト・ユー」ではいかにも気持ちよさそうに歌っている。
CDの企画や監修を手がけるDJ SASAのアルバムは、親子で聴ける童謡&テレビ番組のテーマのカヴァー集。「おどるポンポコリン」「にんげんっていいな」などおなじみの楽曲が、キャッチーなレゲエ・アレンジで楽しめる。
ファウンテインズ・オブ・ウェインのサポート・メンバーとしても活躍するミードのソロ5作目。彼の特色でもあるジェントル&エレガントなヴォーカル・メロディは本作でも不変で、シンプルな生楽器のアレンジとドリーミィで温かいハーモニーの美しさに心癒される。