2008年10月発売
米国フロリダ州出身、世界を旅する男性シンガー・ソングライターの通算4作目となるアルバム。過去の作品がジャック・ジョンソンのファン・サイトで話題になっただけあってサーフ系のテイストも感じられるが、より幅広いサウンドのジェントルな歌を聴かせる。
おなじみリンゴ・スターのオールスター・バンド、9期目となる2006年米国コネチカット州でのライヴ盤。一種のノスタルジック・ロック・レヴューなのだが、参加プレイヤーたちの実力があるので聴いてて楽しい。80'sロック・ファン向けの人選が新趣向。
MR.BIGで知られるベーシストによるソロ。多彩な音楽性を持つ彼自らがヴォーカルも担当した今作は、ピュア・ロックに根差したサウンドで自己のオリジナリティをアピール。盟友ポール・ギルバートも参加したロック・モード作にMR.BIG復活の布石も見え隠れ??する。
カナダ出身の6人組のメタル・バンドのセカンド・アルバム。80年代のポップ・メタルとメタルコアをミックスさせたような音楽性が特徴になっており(ルックスもヘアー・メタル風)、派手に弾きまくっているテクニカルなギターもなかなか刺激的だ。
ブルース・カヴァーほか、ハード・ロック時代を彷彿させる熱いギター・ソロが聴けるオリジナル曲も収録したアルバム。10分を超える「アイ・ラヴ・ユー・モア・ザン・ユール・エヴァー・ノウ」(アル・クーパーの曲)でのエモーショナルなギターは聴きもので、粘っこいスライド・ギターをフィーチャーしたブギ・ナンバーも秀逸。
DJキャレドによるプロジェクト第3弾。参加アーティスト数15組以上、いずれもキャレドと組みダイナミックなグルーヴを聴かせてくれる。これだけ参加アーティストがいるとサウンドがバラつくものだが、クールにまとめ上げるキャレドの技量にただ感服。
18歳の津軽三味線奏者のセカンド・アルバム。前作『祥風』は古典民謡中心の構成だったが、本作では浅野自身のオリジナル作品が4曲収められている。とくに、故郷・仙台をイメージした「Miss my home」の叙情的なメロディが印象的。2008年ヴァージョンの「津軽じょんがら節(旧節)」も聴きもの。
ドイツの女性ヴァイオリニスト、ショルツが、自ら芸術監督を務めるベルリン室内管弦楽団とともにブランデンブルク協奏曲(第2?5番)を録音した。ショルツのヴァイオリンを含め、ソロ楽器が安定。まとまりのあるアンサンブルが展開されている。
お通夜や告別式、お葬式のときに流すのにふさわしい楽曲を集めた一枚。クラシックを中心に、日本の唱歌やヨーロッパの民謡なども収録。お葬式だけでなく、お別れ会などにも使えそうだ。
制作・出演
AndyWood / FrankRicotti / MarkFrost / StevePearce / サリナ・ジョーンズ / ジョン・パリッセリ / ピーター・ビリングトン / マイク・スミスジャズにとどまらず、広くポピュラー・シンガーとして活躍するサリナ。この作品でも、バカラックをはじめとするポップスから、オリジナル、もちろんジャズ・スタンダードまで、肩の力を抜いて歌い上げている。ベテランならではの安心感と、みずみずしさが同居。
ブレッカー・ブラザーズのトリビュート盤。村田陽一率いるソリッド・ブラスと、19名からなるビッグバンドにランディ・ブレッカーをゲストに迎えたライヴ演奏。大人数ホーンの圧倒的エネルギーで、難曲やファンキー曲を縦横無尽に演奏する豪快な一枚。
放送作家としても知られる倉本美津留の“美津留”名義によるアルバム。ミュージシャンとしてのキャリアも長いが、この作品で聴けるのはジョン・レノン・ルーツがムキ出しになった、無謀なほどまっすぐな迷いなきシンガー・ソングライターとしての姿だ。