2008年11月5日発売
2007年にロック・フェスなどでその存在を大きく知らしめた4ピース・バンドの2枚目のミニ・アルバム(通算4作目)。ゆらゆら帝国のレコーディング・チームを迎え、さらに音楽的地層を深めた音作りを図った。オルタナの新たなる地平を見せてくれる。
氣志團のギタリスト、西園寺瞳を中心にしたホーン・セクション三人を含む7人組バンドのファースト・ミニ・アルバム。オーセンティック・スカ、ロックンロール、ロカビリー、ブルースなどを取り入れたサウンドには、西園寺の豊かで幅広い音楽性がたっぷりと反映されている。
パンク、パワー・ポップ、ギター・ポップなどのエッセンスをふんだんに詰め込んだポップ・ロックを展開する第2作目。どの曲もソリッドなビートがなんとも痛快。ギザギザとした質感のギターがガレージ色たっぷりな「TRUE DAYBREAK」など、がっつりした音を聴かせてくれる。
戦後、米軍の将校クラブで演奏されたビッグバンドから沖縄のジャズは始まっているという。本作は沖縄ジャズ協会設立50年を記念してのアルバム。スウィングするビッグバンド編成の演奏を中心に、島唄(民謡)などから本作のための新曲を心地よく聴かせている。
多彩な才能が活躍する日本のギター界で気を吐く彼。何よりも芸術的なセンスの豊かさが大きな魅力だ。今回はピアノ作品を、自らギター用に編曲。原曲の雰囲気を残しながらも、ギターのためのオリジナル作品に聴こえるのは、彼の卓越した音楽性ゆえ。すみずみまで美しい。★
ゆずの2008年11月発表のシングルは、テレビ朝日系ドラマ『サラリーマン金太郎』の主題歌。リスナーを前向きな気持ちにさせるような応援ソングで、メンバー2人による共作が不思議な化学反応を起こしている。
2004年結成の4人組が、欧州でも実績を残しつつある中で放つ3作目。従来のヘヴィ・ロック・スタイルをベースにデジタル色の強い同期サウンドを大幅に導入。自ら積極的に変化を持ち込んだ点は新鮮だが、逆説的にバンドの核たる部分が強調されたのも面白い。