2008年1月発売
2007年、もんた&ブラザーズが復活ライヴを敢行したが、それに呼応した、もんたよしのりの選曲によるベスト盤が今作。お馴染みの「ダンシング・オールナイト」、西城秀樹に曲提供した「ギャランドゥ」など全18曲を収録。艶やかなもんたのヴォーカルが味わい深い。
2年ぶりの6作目は、なんとデビュー作を手がけたビル・ボトレルのプロデュース。今っぽい音の太さも持つが、全体的な持ち味はなるほど、彼女を一気にスターダムに導いた1作目のようなキラキラした佇まいや日常感覚を持つ。手応えあり、有意義な原点回帰作と言えそう。
19歳のシンガー・ソングライターの2枚目のシングル。表題曲はセンチメンタルなメロディのせつない系バラードで、ヴィブラートを交え、ソウルフルかつスケール感豊かに歌い上げ、確かに19歳とは思えぬ迫力がある。カップリングでのフェイクも聴きもの。
東京生まれ、ロンドン育ちの男性シンガー・ソングライターのセカンド・シングル。ZAZEN BOYSの向井秀徳と吉田一郎をゲストに迎え、ラウドでシャープなロック・サウンドをベースにしつつも、エレクトロ/テクノなテイストも漂う3曲を聴かせる。
2007年にデビュー15周年目を迎えた彼女が、圧倒的なスケール感を持って贈るアニバーサリー・アルバム。サウンドはカラフルに彩られているが、強靱なヴォーカル・ワークと輪郭のハッキリしたメロディ、そしてポジティヴ感が一本の太い芯として全体を貫いている。
およそ4年ぶり、通算8枚目となるオリジナル・フル・アルバム。映画『L change the World』の主題歌「アイル・ビー・ウェイティング」をはじめ、キャッチーかつクールなサウンドが展開されている。
日本を代表するジャズ・ヴァイオリニストとして充実の活動を続ける寺井尚子。「アマポーラ」「マイ・フェイヴァリット・シングス」といった一般にも認知度の高い楽曲を、楽器特有のしなやかさを活かし奏でていく。
人気上昇中のトリオのシングル。和風な旋律、“桜”をモチーフにした歌詞、適度なストリングス・アレンジ、と、今風の要素が揃っているが、バンドとしての勢いと瑞々しさで新風を吹き込むことに成功している。新境地開拓のきっかけになるか。
発売元
株式会社ポニーキャニオン西海岸の一流ジャズ・ミュージシャンによるクラシック音楽のジャズ演奏作品。ジャズ・スタンダードも演目にあるが、こちらはクラシック音楽に聴こえるから不思議だ。ダブル・フルートをフロントにフィーチャーしているのが今作の特長。優雅で格調高い。
アメリカ西海岸を基点として活動する日・中・韓のヒップホップ・トリオのアジア・デビュー・アルバム。そういう情報がなければ、アジア人による音楽とはまったくわからない。三人ともUS育ちだから当然か。音としてもありきたりではなく非常に表情豊か。
70〜80年代の女性シンガーによるヒット曲をカヴァーする好企画の第2弾。今回は“舶来”のタイトルどおり洋楽のカヴァー・ヴァージョンの再カヴァーとなっている。歌いだしから原曲とはまるで違う「Mr.サマータイム」をはじめ、アンダース・リドホルムによるアレンジと音作りの勝利だな。
佐渡裕が恩師バーンスタインの作品をシエナ・ウィンド・オーケストラとライヴ録音した。生き生きとしていて、切れ味が良く、勢いのある演奏。曲も吹奏楽へのアレンジに適したものが選ばれている(「プレリュード、フーガ〜」はオリジナル)。
ザ・ピロウズのギタリスト、真鍋吉明によるレゲエ・ソロ・プロジェクトの第3弾。約4年半ぶりとなる今作もゆったりとしたレゲエのリズムとダブの残響音が心地よく響き、穏やかな気持ちにさせると同時に身体の内からジンワリ温めてくれる。