2008年2月発売
過去4枚のアルバムから選んだベスト盤。四つ打ちやドラムンベースなどクラブ側のグルーヴに、サックスなどジャズ的プレイを絡ませた音作りで、いかにポップスとして成立させるか、その試行錯誤の記録といえる。2000年代シティ・ポップのひとつの有り様。
湘南、逗子海岸で日々を過ごす男性二人により結成されたフォーク・デュオのメジャー・デビュー・シングル。湘南という言葉からオーガニックなサーフ・ポップという印象も覚えるよう、彼らも多分にその要素は持っている。だけどそれ以上に、温もりにあふれた歌なのが嬉しい。
人生とは、自己とは、といったテーマを唄うときに必要なのは時代に迎合した装飾を削ぎ落とし、素直な眼差しで対象を言葉にすることだ、と復習させられた。シンプルなサウンドが彼のメッセージをより明確に浮き上がらせ、聴き手のコッた心を揉みほぐす。
2007年に結成45周年を迎えた老舗ヴォーカル・グループ、ロス・インディオスの2008年2月発表のアルバム。「別れても好きな人」「知りすぎたのね」といったヒット曲満載のディスクと、新録曲やカラオケが収録されたディスクの2枚組作品だ。
制作・出演
GiuseppeCabrio / LucaMares / MassimilianoTieppo / VaniaPedronetto / アンドレーア・マルコン / ケルメス / ジモーネ・ケルメス / マルコン / ヴィヴァルディ / ヴェニス・バロック・オーケストラ急遽代役で出演したグラインドボーン音楽祭の「ジュリアス・シーザー」でブレイクし、スター街道をまっしぐらに驀進する、歌って踊れる美貌のソプラノ、ドゥ・ニーズ。クリスティの軽快な伴奏に乗った1曲目をひとたび耳にすれば誰もが彼女の虜になることだろう。
実力派シンガーのシューアがスタンダードをオーソドックスに歌った作品。最近はコンテンポラリーなアレンジの録音も多かったが、彼女ならやはりこちらの路線でじっくりと聴いてみたい。ピアノ・トリオ+ギターのバックも落ち着いた響きで好ましい。
鮮やかな光が生まれる瞬間が式日(しきじつ=儀式が行なわれる日)。その光が悲しみを溶かし、また出会えるようにと、祈りのような歌声が響く壮大なロック・チューン。なおカップリングのグリーンをイメージしたインスト曲で、シングル三部作を締めくくっている。
20枚目のシングルは前作に続く両A面仕様。「HEART STATION」は、彼女の独創的なヴォーカルが際立つ仕上がり。「Stay Gold」は、花王「アジエンス」CMソングとして人気を博しているナンバーだ。 ⇒待望の5thアルバムはこちら!
発売元
ユニバーサルミュージックハード・バップの到来を告げるかのようなピー・ウィー・ラッセルのMCがあまりにも印象的なバードランド・セッション。アート・ブレイキーがクリフォードら至高のプレイヤーと躍動した不滅の記録だ。
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ユニバーサルミュージックジャズ・メッセンジャーズ前夜の奇跡にしてバップ・クラシックの一枚。ブレイキー・クインテット熱狂の一夜が鮮やかに甦るような仕上がりで、2曲のパーカー・チューンやバラード曲など、聴きどころが多い。
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ユニバーサルミュージックコルトレーンが残した唯一のブルーノート・リーダー作。リー・モーガンとカーティス・フラーを加えた3管編成による最高にエレガントな演奏は、そのアートワークも含めジャズ・マスターピースと呼ぶに相応しい。
ソニー・クラークがブルーノートに残した名盤として『クール・ストラッティン』と並び称されるトリオ作。明瞭な音使い、一定の緊張感を持続する旋律、彼の魅力が端的に表れている。
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ユニバーサルミュージックソウル・ジャズ、ゴスペル系のオルガン奏者としてジミー・スミスに続いたベイビー・フェイス・ウィレット。数少ないリーダー・アルバムの中でもこちらは1961年にブルーノートに吹き込んだデビュー作。
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ユニバーサルミュージック数あるモーガンのブルーノート盤の中でも名盤の誉れ高い一作。今日でもジャズメンに愛されるキャッチーなタイトル曲の大ヒットにより、彼は名実ともに花形プレイヤーの一員となった。
ジャズ、いやアコースティック・ミュージック史上でも屈指の美を備えた永遠の名盤。オリジナル曲「処女航海」「ドルフィン・ダンス」がハービーの天才を物語る。マイルス・グループで培われた最強クインテットの録音。