2008年3月19日発売
長いキャリアを持つ男性6人のア・カペラ・グループが、いよいよ本腰を入れて作ったと思しき“勝負作”。すべてオリジナルの13曲は、ハモリものにありがちなスクエアさを感じさせない、上質のポップスばかり。大人の楽しみを、余裕ある実力がゆったりと聴かせる。★
この5年間にリリースされたアルバムとシングルから、全17曲をまとめた椿屋の初ベスト・アルバム。メランコリックでロマンティック、バンド名どおりの古き良き日本の情緒を色濃く漂わせたハード・ロックは、実にオリジナルで新鮮だ。新しい日本のハード・ロック。
活動10周年を記念する2008年ツアー@渋谷クラブクアトロでのライヴ模様を収録したアルバム。初のライヴCDとなる本作は、ライヴDVDと異なる選曲の「REALITY」を収録。彼らのベストとも呼べる強力なダンス・チューンを冒頭から連発。息つく間もない盛り上がりに大興奮。
ヴォーカル&ギターの碧井椿を中心としたバンド、PINC INCのデビュー・シングル。女の子の気持ちが生き生きと綴られたポップ・ロック・チューンで、ドラマ『ワイルドライフ〜国境なき獣医師団R.E.D.〜』のテーマ曲に起用された。
発売元
株式会社ポニーキャニオン将来を嘱望される若きピアニストが、全編オリジナル、バンド・サウンド重視で臨んだ、10代最後を記念する3枚目。成熟した官能的な音色に驚く。決してはしゃぎすぎることなく、しかし老成するでもなく、気品と躍動感を備えた美しいジャズを真摯に追求。
名手三人が“銘曲”に挑む。スタンダード曲は聴き手の想いが強いはず、だから発表する側もかなりの意識で臨むはず。映画の「ひまわり」やマイルスの「ディア・オールド・ストックホルム」に注目して聴いてみた。ジャズらしく、しかし原曲のイメージを損なわぬ表現に気分が良くなる。これは本物だ。
高値で取引されている幻のインディ・アルバムに、全曲のインスト・ヴァージョンを加えたリイシュー・アルティメイト盤。デビュー前なのだから、もちろん若いし青いが、すでに完璧なまでに“キリンジ”であることに驚かされる。
再度マックス&イゴールのカヴァレラ兄弟が手を組んだプロジェクトのデビュー盤。『ルーツ』以前のセパルトゥラも思わせるスラッシュ・チューン中心だが、この12年間の二人の蓄積もたんまりのまさに渾身の一枚だ。日本盤のみの「エクソシスト」はポゼストのカヴァー。★