2008年4月発売
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ユニバーサルミュージック料理評論家の山本益博が選曲した、ミシュランガイドにちなんだクラシック・コンピレーション・アルバム。選考基準は、演奏のクオリティ、親しみやすい名曲、そして食事が楽しくなる音楽ということだ。
ダイナミックで煽情的なモンテーロのピアノに触発されてか、カピュソンがいつになく大胆である。ラフマニノフは甘やかな感傷の世界からは遠いが、振幅が大きくて実に情熱的。プロコフィエフもスケール感に富み、正攻法で内包するエネルギーをあますところなく放射する。★
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ユニバーサルミュージック大好評のクラシック・イベント、“ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン”=LFJの2008年テーマ作曲家はシューベルト。LFJのソムリエ前島秀国によって、イベントに合わせて制作されたコンピながら、わかりやすすぎる(?)ブックレットと幅広い選曲が充実のひとこと。
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ユニバーサルミュージック吹奏楽ファン必聴の一枚でしょうか。なにしろ、このオーケストラのメンバーは、ロンドン主要オーケストラをはじめとする一流の管楽器奏者を集めて作った、特別編成のオーケストラなんだから。とにかく、派手さも渋さも兼ね備えた、有無を言わさぬ上手さです。
クール・コーラス・フロム神戸。97年結成した男性4人組のヴォーカル・グループ。ボッサ・ワルツに仕立てた平松愛理の名曲「部屋とYシャツと私」のカヴァーで幕開け。続く「しあわせを運べるように」は震災後“神戸に音楽の光を”というコンセプトのもと作られた応援歌。温かいグルーヴとポジティヴな精神が◎。
世の中の出来事をすべて病院の中で起きる事柄と結びつけ表現している、白衣を着た医療ビジュアル系バンドのLuLu。メジャー第1弾作には、ライヴで暴れるにふさわしい激しい曲調と、思い伝える歌もの曲を半々に収録。彼らの全容が見える一枚。
75年に発表されたソロ・デビュー作を、鈴木茂自らがリミックスして新たに生まれ変わった。ボーナス・トラックとして未発表ヴァージョンなど10曲を追加収録しているので、まさにマニア垂涎。リトル・フィートの影響大のスライド・ギターは今もって新鮮な響き。★
はっぴいえんどの鈴木茂が76年に発表したセカンド・ソロ・アルバムの最新ヴァージョン。本人がマルチ・マスター・テープからリミックス/デジタル・マスターを手掛けており、マスターから発掘された未発表テイクなど6トラックを追加収録している。
ジャーマン・ロック・シーンの中堅どころが集まって、新人ヴォーカリストを加えたプロジェクトのデビュー・アルバム。ジャーマン・メタルのエッセンスを集めたサウンドは、手堅いという表現以上に高い水準に仕上がっている。いい意味でよくまとまっている。
スイスのメロディック・メタル・バンドのデビュー・アルバム。ジャーマン・メタルからの影響が強いが、鍵盤とコーラスの多用によって、ドラマティックなテイストを強めている。日本盤には自主制作の前作から3曲も追加で収録、バンドの成長も味わえる。
東京出身の5人組のメジャー・デビュー作(3作目)。ドラマティックでシンフォニックなサウンドは北欧のメタル・バンドを思わせるが、雰囲気を受け継ぐだけでなく、柔軟性のあるヴォーカルや楽曲の多様なスタイルなど、しっかりとした実力を感じさせる演奏だ。
いきなりの成功は、プロデューサーの岸健二郎が経験を経てベース(アルト)を当初から取り込んでいることが大きいだろう。女声コーラス特有の浮遊感だけでなく、合唱としての魅力をきちんと表現しているのだ。3枚目となって、ますます充実。以後の活躍も期待したい。