2008年5月14日発売
多数プロデューサーを迎えた曲は多彩にして、何気なくも耳を惹くリズムやサウンドがあり、コーラスの声色/息の合い方は血の成す業というべきか。数少ないガールズ・グループの魅力を見せんとする奮起ぶりが窺える。アトランタの4人姉妹 (21?25歳) の2年ぶり2作目。
ウクレレとギターによるデュオ。硬質できらびやかな音のテナー・ウクレレは、フォーク・ギターとの丁々発止も鮮やかで、和み感よりも、背筋の伸びた涼やかな心地よさが前面に出ている。「サマー・シュプール」は化粧品SK-?のCM曲。「風を集めて」のカヴァーが、バンドの品格を感じさせる。★
トランス・ファンを中心に高い人気を誇る“姫トランス”シリーズのベスト盤。「残酷な天使のテーゼ」といった定番ヒット曲や「創聖のアクエリオン」のダンス・カヴァー・ヴァージョンなどが堪能できる。
制作・出演
GaetanoPartipilo / PasqualeBardaro / アリーチェ・リチャルディ / ウィル・テリル / ニール・マイナー / パオロ・ベネディティーニ / マルコ・ボヴィ / ロベルト・タレンツィ発売元
ユニバーサルミュージックミラノ出身で33歳になるシンガーのブルーノート・デビュー盤。ジャケット同様に雰囲気のあるヴォーカルが心地よい。バックの演奏も本格派だし、アリーチェのジャズ・シンガーとしての実力もなかなかのもの。こんなヴォーカル作品を待っていた。
ヴァイオリニスト、千住真理子の東芝EMI移籍第1弾は小品集。「愛のあいさつ」や「ユーモレスク」などお馴染みの名曲のほか、兄・千住明が作曲した「君を信じて」などを収録。
テキサス出身の5人組エモ・ロック・バンドのデビュー作。ファースト・シングルの「ハーツ・アンド・マインズ」を筆頭に、エモーショナルでストレートなロック・サウンドと叙情的なメロディの組み合わせがこのバンドの魅力で、特にソングライティング・センスには非凡なものがある。
5枚目の「leave all behind」までのシングルを網羅した初アルバム。モデルで活躍の彼女が勢いで作った……というシロモノではなく、久保田利伸制作「fiesta!fiesta!」をはじめ、質の高いR&Bを揃えている。まだ粗削りな部分もあるが、意外にパンチ力あるタイトなヴォーカルなど今後に期待できる内容だ。
ソウル・ミュージックにも民謡にも聴こえる自由自在の歌い回しと、自らの心に取材した悲しみやせつなさをドラマに昇華するソングライターとしての実力。このセカンド・シングルは、ピアノとストリングスが奏でる壮大なバラードで、大器としての予感たっぷりの力作だ。