2008年5月発売
カムズ・ラヴカムズ・ラヴ
制作・出演
GaetanoPartipilo / PasqualeBardaro / アリーチェ・リチャルディ / ウィル・テリル / ニール・マイナー / パオロ・ベネディティーニ / マルコ・ボヴィ / ロベルト・タレンツィ発売元
ユニバーサルミュージックミラノ出身で33歳になるシンガーのブルーノート・デビュー盤。ジャケット同様に雰囲気のあるヴォーカルが心地よい。バックの演奏も本格派だし、アリーチェのジャズ・シンガーとしての実力もなかなかのもの。こんなヴォーカル作品を待っていた。
カンタービレ<歌うように>カンタービレ<歌うように>
ヴァイオリニスト、千住真理子の東芝EMI移籍第1弾は小品集。「愛のあいさつ」や「ユーモレスク」などお馴染みの名曲のほか、兄・千住明が作曲した「君を信じて」などを収録。
ゼア・ケイム・ア・ライオンゼア・ケイム・ア・ライオン
テキサス出身の5人組エモ・ロック・バンドのデビュー作。ファースト・シングルの「ハーツ・アンド・マインズ」を筆頭に、エモーショナルでストレートなロック・サウンドと叙情的なメロディの組み合わせがこのバンドの魅力で、特にソングライティング・センスには非凡なものがある。
MYUSICMYUSIC
5枚目の「leave all behind」までのシングルを網羅した初アルバム。モデルで活躍の彼女が勢いで作った……というシロモノではなく、久保田利伸制作「fiesta!fiesta!」をはじめ、質の高いR&Bを揃えている。まだ粗削りな部分もあるが、意外にパンチ力あるタイトなヴォーカルなど今後に期待できる内容だ。
煙煙
ソウル・ミュージックにも民謡にも聴こえる自由自在の歌い回しと、自らの心に取材した悲しみやせつなさをドラマに昇華するソングライターとしての実力。このセカンド・シングルは、ピアノとストリングスが奏でる壮大なバラードで、大器としての予感たっぷりの力作だ。
風はびゅうびゅう風はびゅうびゅう
ソプラノで語るように歌うきれいな日本語の中に、さまざまな音響が反射して聴こえる不思議で魅力的な歌声。大貫妙子や坂本龍一から賛辞が寄せられたというのがよくわかる、70'sシティ・ポップスの系譜を現在につなぐ稀有な歌姫だ。これがソロ3枚目、今後も楽しみ。