2008年6月発売
アルバム発表、約3年ぶりの全国ツアーと精力的な活動を行なってきた、歌手デビュー10周年イヤーを締めくくる3枚組ベスト。これまでにリリースしたシングルや彼女が選んだ楽曲を収録。爽やかで表情豊かなヴォーカルが心に染みわたる。
2008年3月2日に死去したブルース・ロック・ギタリスト、ジェフ・ヒーリーが率いたバンドのベスト・アルバム。ブルース・ロックに傾倒していた時期の楽曲を集大成した内容になっている。
レア・トラック集に続くコンピレーション。シンディ・ローパーとのデュエット「タイム・アフター・タイム」など、今回は半数近くが他アーティストとの共演曲で、サラの魅力が二本柱で楽しめるのが特徴だ。どちらにしても、彼女の美しくマジカルなヴォーカルに包まれる幸せを感じる。
2002年結成の4人編成ロック・バンドによる骨太な一枚(4枚目)。日本テレビ系アニメ『RD潜脳調査室』エンディング曲の疾走感あふれる「片膝の汚れ」をはじめ、スリリングなビート感、メッセージ性の強い詞世界、ツイン・ヴォーカルのスキのないフレーズ展開が印象的だ。
全曲英語での作詞に挑戦するなど、より自分らしいスタイルを追求した3rdシングル。コールドフィートが手がけたラテン・ハウス、佐藤竹善によるアッパー・チューンが楽しめる。
99年のコンサートを最後に歌手としての活動を休止した“たかじん”が、2007年に活動を再開。彼が女性のために歌ってきたバラード曲を集成した2枚組ベスト。微妙にカンツォーネなどの香りをふりまき、時おりシナトラ風のコブシを利かせるヴォーカルは逸品。
映画『スイングガールズ』のモデルになった高校生ビッグバンドによるアルバム第2弾。今回はおなじみの有名TV番組の曲をジャズ・アレンジでカヴァー。凡庸なカヴァーが世にあふれるなか、フレッシュさではピカイチ。聴いてるだけで体育館にいる気分になれます。
6枚目を数える『ケツノポリス』、前回が赤ジャケだったのに対し今回は青ジャケ。いわばケツメイシ版“青盤”とも言うべき、夢や希望や未来の詰まった珠玉の名曲がたっぷり。ヒップホップやレゲエの枠をスルリと飛び越えた、洗練されたサウンドを聴かせる。
ナパーム・デス(gとds)とブルータル・トゥルース(voとb)の合体編成になった2作目(シェーンがギターにパート・チェンジ)。タイトな音作りで、ひねり入れつつブラスト・ビートもくっきりの貫禄のハードコア・パンク仕上げだ。日本盤はインストのデモ3曲追加。
ディズニー・ナンバーをロック、ポップ、ダンス調にアレンジする企画コンピ・シリーズの第6弾。Mitchel Musso&Emily Osmentら、注目度の高いアーティストが多数参加している。
豪華プロデューサー陣が集結した2ndアルバム。リアーナやファーギーのプロデュースで知られるJR・ローテムが参加したポップでダンサブルなナンバーのほか、高い歌唱力とキュートな魅力を前面に出した楽曲で構成されている。
ストイックにかつ楽しみながら自らのロックを突き詰めてきたthe pillowsが19年目のアルバムで提示したのは、カラフルなポップの彩り。無条件にワクワクさせ、また時折ほろっと胸打つ曲たちは聴く者それぞれの中で映像を結ぶくらいに、親密な説得力を湛えている。★
いつの間にか“中堅”と呼んでも良い域に達した渡辺玲子の3年ぶりの新録音。「カルメン幻想曲」に代表される技巧的小品の痛快さもさることながら、シマノフスキの作品における繊細多様にして鋭敏な響きへの反応が見事。ピアノの江口も好サポート。