2008年6月発売
レバノン生まれ、ドバイ、カナダと移り、ソングライター活動を経てデビュー、TOTOのカヴァー「アフリカ」がヒットしたシンガーの過去2作を編集した日本デビュー盤。軸となるのはセカンド・アルバムで、アラブ色は数曲にとどめ、エレクトロなポップスを甘い声で爽快に展開。
京都発のメロディック・パンク・バンド、PINKLOOPの1年ぶりのメジャー3枚目のアルバム。サウンドはパンキッシュなスタイルを持っているが、キャッチーなメロディとポップなハーモニーは、むしろパンク・ファン以外にも聴いてもらいたいほど。
プロデューサーに上田ケンジとレピッシュの杉本恭一を迎えた6人組スカ・バンドの5作目。ポップなメロディと元気いっぱいのヴォーカル、タイトな演奏で最後までまったく飽きさせない。“初期衝動”と“自由な発想”をテーマにバンドの魅力を最大限に伝えるプロデュースはさすが。
イタリア出身のパワー・メタル・バンドの5枚目のアルバム。従来のスピード感あふれるメロディック・メタル・サウンドに加え、ミディアム・テンポの重厚なナンバーもラインナップしている。これがいい。良質のマテリアルに、抑え気味のギター・ソロが映える。
ギターのクラス・イーデバリ率いるデスメタル・バンド、ザ・ディフェイスドの約4年ぶり3作目となるアルバム。ヴォーカルに盟友のジーン・プローマンを迎え、アグレッシヴでタイトなサウンドを聴かせている。
これまでのデュエットやコラボレーション作品に新録も加えたベスト盤。「ふたりでいいじゃない」の島谷ひとみ、3、7曲目の菊池桃子、カラオケ・デュオの定番となった「夢で逢えたら」といった女性歌手との共演もいいが、つのだ☆ひろ「女って…」、Bro.KONE&木梨憲武「可愛いいひとよ」の男臭路線もいい味。
夏が似合うR&Bナンバーを集めた、フロア対応のコンピレーション・アルバム。ジャジー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンスの「サマータイム」、ジャスティン・ティンバーレイクの「セニョリータ」などの定番曲で構成されている。
1940〜60年代にかけて日本中でヒットした洋楽50曲を収録。エルヴィス・プレスリーの「ラヴ・ミー・テンダー」、ニール・セダカの「悲しき慕情」、ポール・アンカの「君はわが運命」など、懐かしい名曲を集めている。
ディスコ黄金期と言われた、昭和50年代のダンス・フロア・ミュージックを収録。ボニー・Mの「バハマ・ママ」や、エラプションの「恋の片道切符」、アラベスクの「ハロー・ミスター・モンキー」などを収録している。
「魔法使いの弟子」の作曲家デュカスによる唯一のオペラ。ド・ビリーがジョルダン盤を凌ぐ完璧な演奏で曲の真価を明らかにする。至難の役アリアーヌに挑み、強靭な喉で広い音域を破綻なく演じるポラスキの歌唱にはほとほと感服する。未曾有の名演と言ってよい。★
2008年2月29日に逝去したバンド・リーダーでテナー・サックス奏者、高橋達也の追悼アルバム。作曲・編曲家の前田憲男が編曲を担当し、高橋がスウィング・ジャズに寄せた愛情を卓越した演奏で伝えている。オリジナルは82年に発表。
制作・出演
MichalKostka / MilanSetena / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員 / グザヴィエ・ドゥ・メストレ / ダニエル・フロシャウアー / ティボール・コヴァーチ / テオドール・ド・バンヴィル / ディアナ・ダムラウ / ドビュッシー / ライナー・ホーネックウィーン・フィルの独奏ハープ奏者・メストレのRCAデビュー盤。録音のせいか、繊細なニュアンスが十分に伝わり切らず、もどかしさの残る場面もあるが、ダムロウやウィーン・フィルの同僚たちが花を添えた4曲目や7曲目は実にゴージャスで、たっぷりと耳を楽しませてくれる。