2008年9月24日発売
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / オルフェウス室内管弦楽団 / ギドン・クレーメル / ジュゼッペ・シノーポリ / フィルハーモニア管弦楽団 / ブラームス / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ミッシャ・マイスキー / レナード・バーンスタイン未発表音源を含んだ2枚組のベスト・アルバム。バッハから近代まで、協奏曲と小品集からなる構成で、小品にいっそう“歌うチェロ”との異名をとるマイスキーの本領が発揮されている。
結成15周年を迎えたプラスティック トゥリーの9枚目のアルバム。エネルギッシュな曲からメロウなナンバーまで、甘い歌声を活かした歌心あふれるようなシンプルなロックが特徴になっており、アダルトなフィールを感じさせるアルバムに仕上がっている。
FAR EASTERN TRIBE RECORDSに所属するアーティストの楽曲を集めたコンピレーション。Microをはじめ海外でも活躍するRIZE、女性レゲエ・シンガー、MUNEHIROなどの良質なトラックが楽しめる。
ひとつひとつ丁寧に演奏されるショパン晩年の作品に、ピリスの演奏芸術の深まりが重なる、ちょっと驚きの2枚組。母国で農耕にも精を出すというピリス、自らの芸も十分に耕された証であり、深みとか落ち着きという言葉が素直に心の奥に沈みこんでくる。★
歌・アレンジ・伴奏、きわめて本気度の高いアルバム。ゲスト歌手も選曲も、もったいないまでの充実ぶりに、聴き手は破顔。適度に地域色が薄められて普遍的な歌唱は、その土地に縁もゆかりもない聴き手の心にも等しく語りかける。音楽の力、生きてて良かった!
世界の一流歌劇場で大活躍するバス、ルネ・パーぺのソロ・デビュー・アルバム。怪しい悪魔と悩み深い老王や神を組み合わせた選曲が面白く、キャラクター(どれもが人間臭い)の違いを見事に歌い分けている。パーぺの太くて深みのある声が満喫できる。
テレビ東京系『モヤモヤさまぁ?ず2』エンディングでも流れた「Perfect Fit」は、力強い想いを綴ったミディアム・スロー・チューン。せつなく神秘的な和テイストが際立つ「deep forest」は、ニンテンドーDS『AVALONCODE』主題歌。ともに深みのあるヴォーカルがインパクトを与える。
バス・バリトンにスター登場。ウルグアイ出身のシュロットのデビュー盤である。深みと張りのある艶やかな美声が朗々と響く。ベルカントの最良の資質と効力を発揮した声の持ち主である。とりわけ表現の難しいヴェルディの歌唱は絶品である。一押しの一点。★
いつの間にか韓国のピアニスト、パイクも60歳を越えた。そんななか、満を持してと言うべきか、足かけ3年にわたり録音が続けられてきた、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集がリリースされた。一聴驚くのは、全曲を貫くテンションの高さ。特にもともとテンポの速い楽章では、さらにテンポ・アップし痛快なほどに駆け抜けて技術の冴えを見せつけるし、ドラマティックな部分では“激情の奔流”といった凄まじさを聴かせる。逆に遅い楽章ではゆったりとした抒情をなびかせ、明快な対照を形作る。“鮮烈”と評したい。
グローバル・アーティストとして変貌を遂げる女性ピアニストのユニバーサル移籍第4弾。技巧を要する華麗な曲を意味する音楽用語と、“流行”を合わせた造語のタイトルにふさわしく、ダイヤモンドのような力強い輝きに満ちた、フレッシュなピアノ・トリオ作品。
ジャズのスタンダードを中心とした企画盤。エラ・フィッツジェラルドのレコード上の歌との疑似共演「ア・ティスケット・ア・タスケッ」、マウス・トランペットを交えた「懐かしのニューオリンズ」、数曲はバックにバンドをつけてなど、さまざまな手法で美しいコーラスを披露。クロウドの弟のブライアンとの共演曲「ホワッツ・ゴーイン・オン」もあり。
愛をテーマにした珠玉のラブ・ソング12曲を収録したアルバム。BENI、青山テルマ、加藤ミリヤなど豪華なフィーチャリング勢がバッキングをサポート。カップルにとっては、これから訪れるクリスマス・シーズンにもぴったりのラブバラードが満載のスウィートな作品だ。★