2009年11月25日発売
単にベストとなっているが、全編をスロウな演奏で占めるムーディなバラード集といえる仕上がり。「サマータイム」などもしっとりとメロウに演奏してしまうのがケニー・G流だ。ジョージ・ベンソン、グラディス・ナイト、バート・バカラックなどゲストも超一流揃いで華やか。
「さすらう若人の歌」第2、3曲などで強音の威力を発揮するものの、基本的には弱音を重視。かつ過度な感情表現を控えた当演奏は、全編に寂寥感が漂い、それがむしろ聴く者の耳を捕らえ感情を刺激する(「「リュッケルト詩による5つの歌曲集」」第5曲などまさに名唱)。明瞭な発音など、ゲルハーヘルらしさはいつもどおり。★
約2年半ぶり9枚目のオリジナル作。編曲にデヴィッド・キャンベルを迎え、LAで約1年かけて古き良きサントラ盤のように仕上げた。4曲が本人の作詞・作曲による新曲で、5曲は英語詞、「野バラ咲く路」は父・松本幸四郎が作詞・作曲し67年にヒットさせた曲をカヴァー。「LONG AGO//HALF SIXPENCE」は真田広之とデュエットした。
ライムスターのMummy-Dをフィーチャーした26枚目のシングル。スガ本来が持つアコースティック・ファンク/ソウル路線に、四つ打ちビートとMummy-Dによるラップが絡む大胆なアレンジになっており、スガのヴォーカルもいつになくシャープ。テレビ東京系アニメ『テガミバチ』オープニング・テーマ。
79年の篠島、日本武道館、静岡市民会館のライヴを収録した3枚組のSHM-CD再発。20年前なので、荒ぶる魂を抱えた拓郎の歌声はザラザラで若い。顔も丸い。ラストの「人間なんて」と内ジャケにある“拓郎語録”が当時の勢いをしのばせる。ツアー・バンドには鈴木茂も参加。
フォーライフ設立1周年を記念して、小室等、吉田拓郎、井上陽水、泉谷しげるというフォーク界の大御所4人が集結した1976年のクリスマス・アルバム。クリスマスの定番曲を個性的に聴かせるほか、オリジナルも収録した贅沢な一作だ。
独特の文学性と存在感のある圧倒的な歌声を持つシンガー・ソングライターの2009年11月発表のシングル。人の気持ちの強さを表現した爽快なナンバー「きみにとどけ」と、ライヴの代表曲をリアレンジした「宇宙旅行」などを収録。
ヴォーカル&ギターとドラムスによるデュオ・ユニットのメジャー・デビュー・アルバム。武骨な声でエモーショナルに歌い、スポークンワードも交えたヴォーカルと、パワフルなドラムスとが、生々しく重厚な“歌”を聴かせる。クライマックスの「我が道を行け」など、グッとくる名演多し。
BRAHMANの全メンバー参加のアコースティック・バンドによる、3年4ヵ月ぶりとなるセカンド・アルバム。代表曲の英語詞ヴァージョン「all the way」を含む本作は、トラディショナルなサウンドと叙情的なメロディを軸に、芳醇な歌と演奏が胸に沁みる、非の打ちどころがないほど完成度の高い快作といえる。
前作「メーデー」から約2年ぶりとなる2009年11月25日発表の15thシングル。疾走感あふれるサウンドの「R.I.P.」、藤原の独特な視点で描かれるクリスマス・ソング「Merry Christmas」を両A面で収録。
毎年年末にリリースとなる恒例シリーズの2009年版。通常のシリーズからの音源に加え、『スーパーGT』『D1グランプリ』といった“車系”コンピ盤収録曲やiTunes配信限定からの新曲なども織り交ぜた大ヴォリュームの一枚だ。
alan待望の2nd ALBUM『my life』発売!豪華タイアップ曲を含む全14曲入のアルバムが完成!ロングランヒットとなった映画『レッドクリフ Part?』全世界主題歌「久遠の河」、映画『BALLAD 名もなき恋のうた』主題歌「BALLAD 〜名もなき恋のうた〜」、ブルボン ブランチュールミニシリーズTVCMタイアップソング「Swear」など、豪華タイアップ曲を含む、全14曲入のアルバムが完成です。
『太陽にほえろ!』『西部警察』から『相棒』まで、刑事ドラマのテーマ曲をシエナ・ウインド・オーケストラが奏でるオムニバス・アルバム。名シーンを彩る楽曲の数々を、巧みなアレンジとクールな演奏でブラッシュ・アップしている。
川久保賜紀はモダン奏法に徹しながら、イ・ムジチのような重厚な演奏とはまったく異なる、実に颯爽とした「四季」を創り上げている。特に輝かしいアレグロの小気味良さは格別だ。紀尾井シンフォニエッタとの一体感も素晴らしく、親密にして当意即妙な音楽的対話を楽しむことができる。
90年代に活躍したラップ・グループ、キミドリのDJ、クボタタケシによるミックスCD。初の試みとなる日本人アーティストのみの作品で、ラテン、ジャズ、ポップスなどをジャンルレスに料理。聴けて踊れてリラックスできる極上の一枚だ。
青山テルマ・リミックスへの参加などでも知られるDJ/プロデューサーのメジャー・ファースト・アルバムは、ジョイ・カードウェル、キマラ・ラブレイスなどの海外陣に加え、SAWAや澤辺美香などをヴォーカルに迎えたカラフルなサウンド。11トラックを心地よく一気に聴かせる。
デビュー1周年を迎えた“ガルネク”の2009年11月25日発表の7thシングル。テレビ朝日系ドラマ『アンタッチャブル』の主題歌で、ストリングスの調べが心地よいミディアム・バラードとなっている。秋や冬にぴったりの心に残るラヴ・ソングだ。