2009年11月発売
関西を中心に活躍する、女性一人、男性三人の4人組ロック・バンド、カルマセーキの3曲入りシングル。ポップで爽やかでありながら、どこか翳がある、そのくすんだような蒼さが魅力的だ。またそのわかりやすいサウンドとは裏腹な、シュールな詩表現が妙に面白い。
映画『僕らのワンダフルデイズ』の劇中バンド、竹中直人率いる“シーラカンズ”のために、奥田民生の書き下ろし2曲を収録。主題歌「雲海」は民生節全開の、ゆったりとした沁みる楽曲となっている。
関西のストリートを中心にライヴを行なう男性フォーク・デュオの1stシングル。日本全国を巡り、たくさんの人と触れ合いを通じて感じた想いを飾らずに表現した「I stand by me」「歩幅」などを収録する。
4年ぶりのアルバムは、「フット・オブ・ザ・マウンテン」が2009年8月にベルリンで開催された世界陸上の主題歌だったのに後押しされてか、ドイツのチャート1位を記録したそう。80年代の全盛期から見事なまでに変わっていないプロダクション。インナースリーヴを見るかぎりメンバーの面差しも若い。立派です。
2009年7月にファースト・アルバムをリリースしたばかりだが、早くもセカンド・アルバムをリリースした4人組。「Get Rouse」はスタジオ録音だが、残りの9曲は彼らの本領を発揮した新宿LOFTでのライヴ録音で、60年代のロックに影響されたと思われる重厚な音に、圧倒的な存在感を加え世界に引きずり込む。
誤解を恐れず言いきるなら、ブラスの魅力の一端は一種なんの迷いもない直情径行さにあるーーそんな評価がもっとも似合う一枚だ。集められた14曲は、どれもどこかで記憶の底に刻み込まれたようなメロディで、一度耳を傾けさえすれば間違いなくアドレナリンが沸きだしてくる。
テクニカルなギター・プレイでも人気のビジュアル系バンドによる2枚目のミニ・アルバム。スラッシーな攻撃性とビジュアル系らしいマイナー・メロ、ヴォーカル以上に存在感あるギター・プレイが織りなすメタル・ワールド。急にテイストが切り替わる、意外な展開も目立つ。
新世紀突入後の世界的な“ニュー・トリオ”の流れの中で、日本で最もユニークなピアノ・サウンドを展開するスガダイロー。題材の命名も含めて、山下洋輔のダイナミズムを彷彿させる“ブレイン・コントロールされたはちゃめちゃさ”に鳥肌が立つ。ブルース・インパルスが沸き立つピアノだ。★