2009年2月25日発売
堂々といつもの演歌コブシでアメリカン・ポップスを歌う五木ひろしに脱帽。『アメリカン〜』収録のキュートな歌声の松浦亜弥とのデュエット曲「ヘイ・ポーラ」ではコブシの落差を堪能、「愛さずにはいられない」ではレイ・チャールズのR&Bコブシとの相似性を想像させたりもする。英語ヴァージョンの「よこはま・たそがれ」「待っている女」も聴き逃せない。シャンソン&カンツォーネを歌うとき、五木の声の重さが際立つ。だが『哀愁の〜』収録のフリオ・イグレシアスの「黒い瞳のナタリー」やアダモの「雪が降る」などはピッタリとはまっている。『江戸の夕映え』では都々逸を織り込んだ「浅き夢みし」やノリノリの「大江戸瓦版」「ヘヘイ弥次さん ホイ喜多さん」など江戸期を舞台にした歌で五木節を展開。
歌手生活45周年を記念した、アメリカン・ポップスのカヴァー・アルバム。松浦亜弥とのデュエットによる「ヘイ・ポーラ」をはじめ、1950〜60年代の名曲の数々が多彩なアレンジと巧みなヴォーカルで楽しめる。
Club、Circle、Car、Cosmetic、Companionなどさまざまな“C”の場面であなたをキレイに香らせるクラブ・テイストのコンピ盤。誰もが知っているヒット曲から隠れた名曲までを集めている。
キャロル・キングと並ぶアメリカン・ポップス黄金期の代表的職業作家チーム、バリー・マン&シンシア・ワイルの作品集。ヒット曲から無名曲まで、英エース・レコードならではのこだわりの選曲が光るマニア向けの一枚だが、曲の良さで初心者も十分楽しめる。
エレクトラ移籍後第1弾となった83年作品。よく練られたアレンジでアダルトな香りもたっぷりの上質フュージョン。ヴォーカルを披露するグラディ・テイトら、豪華な面々をフィーチャーしている。
85年当時、ライヴもともにしていたカルテットによるスタジオ録音。フュージョン色が薄れ、ストレートアヘッドなジャズといった趣となっている。渡辺貞夫特有の軽快なフレージングが満載。