2009年4月8日発売
メロディック・パンク・バンドのサード・フル・アルバム。日本語と英語の歌詞を巧みに使いこなし、J-POPとUKロックのテイストを明るくマッチングしたサウンドがパワフルに響く。炸裂連打するドラミングとゆったり系のヴォーカルのマッチングが絶妙。
2009年しまなみ海道開通10周年を記念したシングル。故郷を想う気持ちを歌にした「しまなみの郷」のカヴァーのほか、四国八十八ヶ所巡礼の際にふと耳にする「いろは歌」などを収録。大切な人を想いながら聴いてほしい一枚だ。
サード・フル・アルバム。静かな独白の「チャーチにて」に続くは誇大妄想的なガレージ・サウンドだ。ザ・フーやヴェルヴェッツ、レノン&マッカートニーらを日本語パンクでまぶしたかのごとき毒づくエンタテインメント仕上げ。音質やブックレットも含めてコダワリの一作だ。
シアトル、しかもサブ・ポップからの登場が、とかく取り沙汰される話題の新人グループだが、平均年齢23歳という若さに似合わぬ“アナログ盤おたく”的引き出しの豊富さが、老若を選ばぬ魅力につながったのでは。お手本の一部であるフェアポートの、リズムの強靭さも欲しい気が。
東京発のアイリッシュ・パンク・バンドのミニ・アルバム。のっけからアイリッシュなメロディを奏でるアコーディオンが炸裂。パンクというより、むしろ「Fiesta」でカヴァーしているポーグスに近い。また祝祭っぽい熱気はソウル・フラワー・ユニオンに通じる。
作詞・作曲からプロデュースやエンジニアリングまでをこなすマルチ・アーティストの1stアルバム。テレビ東京系アニメ『NARUTO』のオープニング・テーマ「CLOSER」をはじめ、多彩なジャンルへの深い造詣が感じられる楽曲が満載だ。
2009年第1弾、通算8枚目のシングル。「世界の果て」は、別れ行く男と女の心情を描いた楽曲。叙情的なギター・リフで幕を開け、力強い8ビートのリズムへと展開。表現力豊かな切ないヴォーカルが魅力のロック・アンセムだ。
松山ケンイチ主演『銭ゲバ』主題歌を収録した沖縄出身の4人組の2作目。沖縄音階を巧みに盛り込む一方で、ストレートで素朴な日本語詩を乗せて、ポップなロックを聴かせる。全体を貫くほのぼのとしたパンクといった風情がたまらない魅力に思える。