2009年4月8日発売
6名の自作自演歌手によるコンピ。楽曲制作も行なうことで、より顕著に個性が焙り出され興味深い。声質が活きたバラード「オレンジ」、正統派ポップ「キラメキ♪」、転調が不思議な余韻を残す「secret man」、ジャジィな「お月さま」、低音が魅力の「-ミチー」、キラキラ・ポップスがフィットした「ポッピングシャワー」と、バラエティに富む内容。
大阪出身の女性シンガー・ソングライターによる、“せつない春”をテーマにしたコンセプト・ミニ・アルバム。やわらかな女性の感性を、飾らない歌詞で歌うスタイルが、多くの人から共感を呼んでいるのもうなずける。やさしく素直な歌声に、安らぎをおぼえる。
前作から2ヵ月という早さでリリースするシングルは、力強いヴォーカルと疾走感あふれる持ち味を発揮したロック・チューンとラテン・テイストの情熱的なナンバーの両A面。「Everlasting Luv」はアニメ『名探偵コナン』のオープニング曲、「BAMBINO〜バンビーノ〜」はDAIGO出演の“men's Palty”のCMソング。
シンガー・ソングライター、河島英五のベスト・アルバム。幅広い層から根強い人気を獲得している名曲の数々が収められており、彼の魅力が一挙に堪能できる。ファンから入門者にまでオススメの仕上がりだ。
ブレンダン・オブライエンのプロデュースの4作目。適度なメジャー感の音作りによりスケール・アップしたスリリングな“プログレ”を繰り広げ、ヘヴィな音からリリシズムも滲みヴォーカルと楽器の歌心も増量だ。ZZトップのカヴァーの「ジャスト・ゴット・ペイド」は日本盤のみ。★
ナイジェリア出身、在英個性派シンガー・ソングライターのワーナー移籍第1弾は、なんとNY録音。しかも主に制作をしているのは純ジャズからヒップホップまでを自在に扱うドラマーのカリーム・リギンズではないか。切れと弾力と甘美さが共存する味が鮮やかにあふれる。
テナー・レジェンドのDNAを受け継ぐサックス・エリートの12枚目。前作で試みたサックス・トリオをさらに発展させ、同世代ミュージシャンを自在に組み合わせ、時にダブル・ベース、ダブル・ドラムに挑戦。前衛的な音景は父デューイの面影を思わせる。
12枚目のスタジオ・アルバムは、最前線で戦った退役軍人たちの話を基に、“戦争”の恐ろしさや悲惨さを浮かび上がらせた渾身のコンセプト作。ただ単に反戦を唱えるだけでなく、ドラマティックな演奏に乗せて綴られる物語の数々で、米国社会が抱える問題を鮮やかに提示して見せた力作。
KTタンストールやジェイソン・ムラーズを手掛けたマーティン・テレフェが「Joy」をプロデュース。ストリングスを配して、コケティッシュな歌声にエレガントなスパイスを加える。「Happy Ending」「You and I」は彼女とは縁深いスウェーデンはマルメ制作。ファンを裏切らない安定感だろう。