2009年4月発売
ピアノのスチュイは伝統的なスタイルにコンテンポラリーな響きも加味した注目のアーティスト。そこにこれまたモダンなハードバッパーともいうべきアレキサンダーが加わり、さまざまなジャズ・オリジナルを中心にダイナミックなプレイが展開される。
デビュー25周年を迎えたTM NETWORKをハウス/エレクトロニカでトリビュートした好企画。ほぼ全曲が女性ヴォーカルということもあり、かなり新鮮に楽しめる。後のプロデューサー時代を含めて、小室哲哉の個性の一貫性とJ-POPシーンへの影響を今さらながら実感。
研ぎ澄まされたヘヴィ・ロックに、メッセージ性に富んだ詞を添えたアルバム。アグレッシヴな演奏を軸としながら、繊細なメロディが息づく豊かな構成力は彼らならでは。矛盾と歪みに満ちた社会に訴える詞が異彩を放っている。
インスト・バンド、SIBERIAN NEWSPAPERのアルバム。耳なじみのあるクラシックの名曲、ヴィヴァルディ「四季」を、ヨーロピアンからブルース、ラテン、さらにはメタルに至るまで、さまざまな要素を採り入れて再構築している。
多彩なアーティストとのコラボを通してシンガーとしての表現力の豊かさを発揮した5作目。高揚感に満ちた野崎良太プロデュースの「LULLABY OF BIRDLAND」、クリヤ・マコトらしい明快な音作りが歌に合う「TAKE THE A TRAIN(A列車で行こう)」など質が高い。ギター弾き語りのSaigenjiとデュエットする「LIGHT MY FIRE」ほかロック系楽曲のカヴァーも充実。
“音響系オルタナ・フォーク・カントリーの歌姫”ことニーコの3年ぶりとなるソロ名義通算第5作。絶賛されるその歌声は、ひたすら美しく、聴いた者の心に残る。それに加え3年という時間がゆとりとなり、彼女の音楽をさらに深いものとしている。これぞ傑作。
ソニー・クラシカルの人気コンピレーション・シリーズ“イマージュ・クラシーク”のバッハ第2弾。前作収録以外の名曲と編成や演奏家を異にした前作の別ヴァージョン曲を収録。前作とあわせてバッハ理解が深まること請け合いだ。