2009年7月1日発売
メンデルスゾーンのもつ甘美で切ない叙情やロマン的な息づかいが滲み出た演奏だ。人間の持つ普遍的な郷愁や哀切の情が擽られ続ける表現である。今やロマン派音楽のスペシャリストに成長した田部の放つメンデルスゾーン第2弾はしみじみと心に染みわたる。
1960年代後半から70年代にかけ、都会的なポップス調歌謡曲で一世を風靡した作詞家、橋本淳の軌跡をたどることのできるアルバム。「ブルー・シャトウ」「亜麻色の髪の乙女」など、歌謡曲界に新たな歴史を作った50曲を収録している。
毎年音頭の時期には、本場の河内をはじめ、大阪、近畿、四国の櫓に立つ音頭取りの第2弾CD。9歳で父・河内家菊水に入門し、ロックやレゲエの河内音頭も発表してきた彼の美しい美声を凝縮している。
名演落語の中から、親子愛や夫婦愛、人情、悲恋などほろりとするストーリーの“人情噺”を中心に収録した「泣ける落語」シリーズ。五代目古今亭志ん生の「塩原多助一代記〜青馬の別れ〜」と「幾代餅の由来」を収録。
古典落語の名演目の中から、親子愛や夫婦愛、人情、悲恋などほろりとするストーリーの“人情噺”を中心に収録した「泣ける落語」シリーズ。十代目金原亭馬生の十八番「柳田角之進」を収録。
最新から過去までのテレビCMで使用されたクラシックの楽曲を集めたクラシック・コンピ・ベスト。2008年12月〜2009年3月にオンエアされたCM曲と心に残る過去の名CM曲とをコンパイル。演奏家も吟味された充実したBOX集だ。
デビュー以来、つねにセンスのいい小粋な作品を発表している男女ユニットのスワン・ダイヴ。本作では、お得意のボサに加え、ウクレレを取り入れた南国ムードいっぱいの曲も披露。ソングライター陣も充実し、マテリアルも秀逸。それにしても、やさしい音だ。
度々の来日ですっかりお馴染みのショルツ。伸びやかな歌心を持った彼女の魅力満開。音色を多少犠牲にすることになってもスペインの情熱を伝えたい、という思いがストレートに伝わってくる。それぞれの作品を大きくつかんで、小気味いいくらいにその個性を歌い上げてくれる。
“団塊の世代”に畳み掛けるような選曲が続く冒頭、気がつけば“ラテンなシャレード”だ。フュージョン世代以降の日本最高のつわものが集合したハイ・レベル/ハイ・センスなラテン・ジャズ・バンドの見事な演奏だ。絶好調を維持する近藤和彦のアルト、宮本大路のバリトンに注目。