2009年8月19日発売
SOUL SCREAMのフロントマンのサード・アルバム。アガる「LOVE ICECREAM」から飛ばすかと思いきや、「Still Shinin'」は生きざまを歌ったフォーク・ソング。ジャンルは異なれど、全体を貫くリアリズムと自由の間を仲間らとともに舞うようにフロウする彼の達観と哲学が胸を打つ、手紙のようなアルバムだ。
クラクソンやアークティック・モンキーズのプロデューサーとしても旬を極めているジェイムス・フォードが、自身のエレクトロデュオのセカンド・アルバムで展開しているのは、ミニマルなサウンドをいかにシアトリカルに広げていくかという試み。特にヒップホップの予断を許さぬ転がり方は圧巻のひと言。
古巣fatcatからドイツの名門Morrに移籍して、通算5作目。打ち込みやサンプリングは極力抑え、ピアノやダルシマー、管弦楽器といったアコースティック楽器が持つ響きを活かしたミニマムなサウンド。ギーザとクリスティン姉妹の脱退を乗り越え、新生ムームとしての一歩をようやく踏み出した一枚だ。
2005年の鮮烈なデビュー以来、多くの音楽賞を獲得し、UK音楽界の歴史を塗り替えたアークティック・モンキーズのアルバム。ヘヴィーな一面をよりハードかつディープに、凝ったメロディ・ラインをより進化させた、再びロック史を揺るがす傑作。
発売元
SSJ60年に夭逝したシンガーの未発表音源集。ともに1958年録音で、のびやかな中に哀感が滲む「ホワット・イズ・ゼア・トゥ・セイ?」や溌剌とした「アイ・ヘイト・ロックンロール」、1954年録音で天真爛漫なイメージの「アイム・レディ・フォー・ザ・ショウ」など、個性が伝わる。恋人だったM.ローウィンスタインが綴った「ビヴァリー最後の日々」を掲載した24ページのブックレット付き。
制作・出演
キャロル・スローン / ケニー・オブライエン / チャック・ウェイン / バッキー・ピザレリ / ビル・フィネガン / マーキー・マーコウィッツ / ラリー・エルガート・オーケストラ / ラルフ・パット発売元
SSJ最高の音で楽しむために!
発売元
SSJジャッキー&ロイ・タイプのデュオ・グループが残していた洒落たヴォーカル・アルバム。さらりと歌いこなしながらもジャジィなテイストを忘れていない。粋で洒落たサウンドは選曲面でも効果を発揮している。マニア向けだが、誰もが楽しめる一枚。
コンコード作品で知られるアラフォー世代の女性歌手。2007年に声帯にできた腫瘍を除去する手術を受けたため、以前とは声が多少変化したが、それがかえって味わい深く、歌に説得力をましているのは怪我の功名か。ジェントル、かつブルージィな歌声に魅了される。