2009年8月19日発売
ストリート/サーフ系ファッション誌『Fine』プレゼンツのミックスCD。人気クラブ・イベント“Fine Night”でプレイしている人気DJ、DJ HOKUTOが、夏をテーマに選曲とミックスを手がけている。
5人組バンドのシングルは、シンプルなギターのリフとタイトなドラムが印象的なメロウ・ポップなサウンド。非常に爽やかな高揚感があり、エッジの利いた楽曲ながら優しく平和な世界が広がっている。キャッチには“草食系男子のラブ・ソング!?”とあるが、なるほどそのとおり。とてもかわいらしい。
ピアノ/オルガン奏者のデビュー作。トップ・ドラマーの大坂昌彦がプロデュースを買って出ただけあり、音色を含めた演奏技術、編曲など水準が高い。透明感と躍動感が共存する「いつか王子様が」、ミステリアスなムードを巧みに引き出す「インファント・アイズ」、現代的な解釈が光る「ジャイアント・ステップス(PART2)」などいい。1950年代風の「トム」など自作曲も充実。
ジャズ・ピアニストの塩谷哲とSING LIKE TALKINGのヴォーカル・佐藤竹善のユニット“SALT&SUGAR”が行なってきたステージ(97〜2007年)からのライヴ・セレクション。ジャンルを超えて緻密に練られたクロスオーヴァー作で、その高い技量に聴き惚れる。★
全曲オリジナルのアルバムは、2002年の『ドリフトウッド』以来。当初はベスト盤のボーナス用に録り始めた、というあたり、故郷グラスゴーに腰を落ち着けてのマイペースな活動をうかがわせる。アルバムとしてのまとまりはいまひとつながら、ワルツの「ドラゴンフライズ」など、独壇場の曲も。
ポーランドが誇るデス/ブラック・メタル・バンドによる9作目。凄まじいブラスト・ビートを活かした攻撃的サウンドは圧巻。哲学的思考を導く歌詞の世界観にも惹き付けられる。ミックスはコリン・リチャードソンが担当。「トータル・インヴェイジョン」はキリング・ジョークのカヴァー。★
東京を拠点に活動するサウンドクルー“SUNSET the platinum sound”の2年ぶりとなるコンピ第2弾。現場で注目を集めるアーティストが多数参加し、ジャパン・レゲエ界に君臨する彼らのサウンドを盛り上げている。
美形のヴォーカリスト、ヨンネ・アーロンを擁するフィンランドのロック・バンド、ネガティヴの裏ベスト・アルバム。シングルのBサイド曲をコンパイルした、ファン必携のアイテムだ。
ニューヨーク出身のヒップホップ・グループの、ウータン名義のアルバム。RZAが総監督を務め、ウータン・クランのメンバー全員が参加、肉感的かつ過激さを全面に打ち出している。タイトルからもわかるように、デビュー作に原点回帰した興味津々の作品だ。
2009年8月19日リリースの12年ぶりとなる15枚目のシングル。日本テレビ系水曜ドラマ『赤鼻のセンセイ』の主題歌に起用された「夢をアリガトウ」は、桑田佳祐が詞曲を手掛けたナンバー。カップリングには「私はピアノ」の貴重なライヴ音源を収録。
熱心なゲーム&アニメ・ファンに人気の女性シンガーの4枚目のアルバム。本作も『うたわれるもの』『ティアーズ・トゥ・ティアラ』『WHITE ALBUM』などの人気アニメのテーマ曲を収録。透明感ある声色と堂々としたパフォーマンス。さすがとしか言いようがない。
作家・五木寛之をして“奇跡のクリスタル・ヴォイス”と称されるシンガー、松原健之の通算5作目となるシングル。静かな思いをこめた等身大の歌詞を、透き通った歌声で聴かせてくれる。
故・三木たかしから贈られた最期のメロディが胸を打つ、歌謡界を代表するヴォーカリストのシングル。クールな導入部から、歌とバッキングが絡み合い、一体となって情念渦巻く世界へと昇華するさまに酔う。さだまさしによる叙情的な歌詞も素晴らしい。
“公園の歌姫”とも称されるヴォーカリストの5作目のアルバムは、作詞家・阿久悠のカヴァー作品集。沢田研二の「さよならをいう気もない」など大ヒット曲を避けたセレクトが特徴で、隠れた名曲に光を当てている。