2009年9月発売
アメリカの英雄だったクライバーンが、その熱狂をとおり越して音楽に深く沈潜していたころの録音。一曲毎に丹念に、誠実に作品と向き合い、彼の音楽性とテクニックを尽くして表現している。一聴に価する一枚だ。
クライバーンによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ名曲集。1966年の「告別」以外は1971年の最後の輝きを保っていた頃の録音で、ピアニストとして一回り大きくなったクライバーンの才能が遺憾なく発揮された、ベストセラー・アルバムだ。
クライバーンがアメリカの英雄となって十年余の時間を経て録音した2曲をカップリング。彼が得意としたショパンとラフマニノフで、オーマンディとフィラデルフィアo.とが一体となった、輝かしくスケールの大きな演奏となっている。
90年代にヒップホップ・シーンを牽引し、98年に解散したア・トライブ・コールド・クエストのリーダー的存在、Qティップのソロ・デビュー作。マイク1本とサンプリング・ネタだけで制作された、シンプルながら充実の楽曲が並ぶ。
フォーライフのオーディションに合格してデビューした女性アーティスト、菅原紗由理の1stシングル。誰もが経験する恋の痛みを透き通るような声で歌い上げたバラード・ナンバーとなっている。
89年発表のアルバム『Ivory』と、93年発表の『Ivory2』をセットにして、高音質のSHM-CDで収録したアルバム。ボーナス・トラックとして96年のヒット曲「PRIDE」も新たに収めている。
聴くだけで楽しくなるビッグバンド・ジャズを一枚にコンパイルしたオムニバス・アルバム。90年代〜2000年代にレコーディングされた新しいディズニーの名曲ジャズ・カヴァーは、聴くだけで心がウキウキとスウィングすること請け合い。
ZIP-FMと人気コンピレーション・シリーズ、“ハウスネイション”がタッグを組んだコラボレーション・アルバム。ハウスネイション・ヒットとZIP-FMヒット曲をノンストップで収録した、ハウス・コンピレーションの決定盤。
10周年の幕開けに放つ復活第1弾アルバム。過去を糧にして、新たなる、そして永遠の旅へと向かう想いが詰まった組曲風ともいえるアルバム・タイトル曲に、並々ならぬ決意を感じる。いっそう推進力を増した伴のヴォーカルとヴァラエティに富んだアプローチに注目。
クラシックにオバマの名演説を単にかぶせた内容だが、そもそも米国では偉大な政治家のスピーチ自体が交響曲のようなものなのだ。選曲も、勇ましげで扇動的というより、高潔でドラマティック。しかし、これが日本の政治家だったら世にも奇妙な珍盤の誕生だぁ!
たっぷりとした響きで沸々と内に向かうロマンに浸るブラ4ではない。各声部がくっきりと明快、鋭敏に動く。相互の関係性がきわめて明瞭に腑に落ちるその音の姿が過激なまでに斬新である。発止と敏捷に響きが立つ3楽章。エモーション直截な4楽章。音楽が熱い。
ロマン派の交響曲を、現代的・古楽的な考察及び奏法両者を取捨選択して演奏する、しかもそれを小編成で行なうという、まさに昨今ならではの意欲的な試み。重厚長大・濃厚な情緒・暗欝な印象を与えてきたこれまでのブラームス像は、軽く澄明な響きと明快な細部、そして鮮やかな運動性と確かな形式感を備えたものに一変。でも考えてみれば、ブラームスはロマン的古典主義者。こうした方法論がふさわしいことは言うまでもない。番号が下るにつれ、コンセプト優先の演奏が次第に自由でのびやかになっていく過程も面白い。
芸能人やスタイリストなどから人気を集めるアクセサリー・ブランド、Bijou R.Iをイメージしたコンピレーション・アルバム。DEXPISTOLSのDJ MAARがエレクトロ・チューンをエレガントかつスタイリッシュにミックスしている。
SOFFetの豊潤な音楽性は、豪華アーティストとのコラボによってより味わいを増してきた。通算5枚目のアルバムには、mihimaru GTを招いた「スキナツ」や「蒼空バラッド」「花」といったシングル・ナンバーをはじめ、MAY'Sとのスウィートなラブ・ソング「More than I love you〜365のキセキ〜」などが収録され、とてもカラフルだ。生音感を大切にしたサウンド・メイクも◎。