2009年発売
渡辺俊幸35周年記念コンサート渡辺俊幸35周年記念コンサート
映画音楽やテレビ音楽で大活躍の渡辺俊幸の、“赤い鳥”に始まる音楽生活35周年を記念しての日本フィルとのライヴ2枚組。持ち味であるハリウッド・スタイルのスケール観で展開され、ゲストにさだまさしを迎えたり、渡辺がMCで解説していくなど、楽しい構成。
寶結寶結
発売元
日本伝統文化振興財団三味線ファンク・バンド“THE家元”などでの活動でも知られる三味線の杵屋裕光、近年力強さを増している唄方で弟の杵屋利光という“杵屋兄弟”による現代長唄のマニフェスト的作品。高度な技巧を求められる難曲で、演者の腕の見せどころを心得た会心作だ。★
朗読・宮城道雄随筆集 13::「あすの別れ」<上>朗読・宮城道雄随筆集 13::「あすの別れ」<上>
「あすの別れ」は、1956年9月25日に発行された随筆集で、そのなかから“上”は13篇、“下”は11篇の朗読を収録。1949〜1956年に発表された作品で、音楽に対する考えや交遊エピソードなどが語られている。川口敦子と中野誠也の端正な語り口が好ましい。
バド・パウエルの肖像・ライブバド・パウエルの肖像・ライブ
77年にはパウエルのオリジナルに挑んだアルバムを発表しているが、これは翌年に英国マンチェスターで行なわれたライヴ盤。ライヴらしい熱気を感じる中で、特に「ウン・ポコ・ロコ」や「テンパス・フィージット」のアップ・テンポの曲、またドラムスのトニー・マンの歯切れの良いプレイが印象的だった。
ライブ・イン・パリライブ・イン・パリ
89年のパリでのライヴを収録したアルバムで全曲未発表。ピアノのタッチも含めて、そのピアノの印象は粗削りだが、スピリットの弾け方は奔放で、独特のエネルギーが音楽に熱く息づいている。スウィンギィなナンバーでも決して軽くないところもビショップらしい。
ライブ・イン・トーキョー 1994ライブ・イン・トーキョー 1994
94年に初来日した際に残されたライヴが日の目を見た。この時点でウィリアムソンは最盛期をすぎていたが、ビ・バップの香り漂うタッチは健在だし、演奏によっては張り切ったところを示す。音もそれほど良くないが、好きな人なら見逃せない。