2009年発売
発売元
ユニバーサルミュージック“アス・スリー”以後のレギュラー・トリオによるブッカー・アーヴィン、グラント・グリーンを加えた異色のクインテットによる快作。意外なメンバーながら、息のあったプレイが続く。
テナー・サックスの巨匠デクスター・ゴードンによる、ブルーノート・マラソン・セッションの1枚。渡欧直前に吹き込まれた作品で、ソニー・クラークらの強力リズム・セクションを従え、ワン・ホーン・カルテットの真髄を聴かせる。
制作・出演
ジェームス・スポールディング / ジョー・ヘンダーソン / ハロルド・メイバーンJr. / ハンク・モブレー / バーナード・マッキニー / フレディ・ハバード / ホシア・テイラー / マッコイ・タイナー発売元
ユニバーサルミュージック60年代のブルーノートを代表するトランペッターの7作目。バップから新主流派まで多くの要素を消化吸収した彼が、その成果を存分に発揮した代表作。スケールの大きなプレイを聴かせる。
制作・出演
アイアート・モレイラ / ウェイン・ショーター / ウォルター・ブッカー / ジャック・デジョネット / ジョン・マクラフリン / ソニー・シャーロック / チック・コリア / ミロスラフ・ヴィトウス発売元
ユニバーサルミュージックバルビローリがもっとも得意とした作曲家のひとり、シベリウスの交響曲全集からの1枚。よく知られた第2番と最後の交響曲となった第7番の組み合わせで、バルビローリの深い愛情に支えられたシベリウスが味わえる。
制作・出演
J.S.バッハ / アカデミー室内管弦楽団 / ウィリアム・ベネット / グラハム・シーン / シーリア・ニックリン / ジョージ・ケアド / ネヴィル・マリナー / バリー・デイヴィス / マイケル・レアドフルートが主役の第2番、第2曲の「エール」(G線上のアリア)が有名な第3番、編成が大きく華やかな第4番の組み合わせ。マリナーの流麗な演奏、第2番でのベネットのフルートの美しさなど、聴きどころ満載だ。
ベルリン・フィルを指揮振りして、最晩年に収録したモーツァルトのヴァイオリンと管弦楽のための作品全集からの1枚。一番の聴きものは、協奏交響曲だ。息子イーゴリとの親子共演を果たしている。
アルバン・ベルクSQの代表的な録音であり、バルトークの弦楽四重奏曲の演奏でも最高峰に位置するもの。バルトークの語法を、完璧なまでに表現しつくしている。彼らの合奏能力の高さに圧倒される一枚だ。
ヤナーチェクの現代性と民族性を、ものの見事に引き出した名演。ヤナーチェクの独特な和声、アクセント、メロディ・ラインなどを綿密に検証し表現した、アルバン・ベルクSQにして初めて達成できる完成度の高い演奏が展開されている。
比較的珍しいギーゼキングによるメンデルスゾーンを収録。メンデルスゾーンは実はもっとも得意としていた作曲家のひとりであり、ロマンティックに流れすぎずに幾分抑制された表現が、その清新な美しさを見事に際立たせている。
フランスのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン曲5曲を収録したアルバム。高度なテクニックを駆使し、軽やかに滑らかに弾き進むさまは、パールマンならではの魅力に富んでいる。さまざまな表情を見せる演奏が醍醐味だ。
60〜70年代にかけてカラスの後継者と目され、ベルカント・オペラに名唱を繰り広げたスペインのソプラノ、カバリエの全盛時に録音されたアリア集。的確な表現力と柔軟な声が堪能できる。
ヴェルディ最晩年の宗教音楽の傑作。当代最高の合唱団を招いて、高い透明度とオーケストラと合唱の最高のアンサンブルを達成している。ムーティの代表的な録音のひとつだ。
ブルーノートの創設70周年を記念してインターネットによる人気投票を実施、その上位20曲を収録したコンピレーション盤。インディペンデントとしてスタートし、ジャズの歴史を作ったレーベルのハイライトが楽しめる豪華な作品だ。
制作・出演
PeterWhelan / アメリ・ミシェル / アントワーヌ・ペクール / ジェレミー・ロレール / ジャン=マルク・フィリップ / スザンネ・レーゲル / ディアナ・ダムラウ / モーツァルト / ル・セルクル・ド・ラルモニー話題のコロラトゥーラの新星ダムラウの美声と芸風が堪能される、ひねりの利いたモーツァルト集。これまでの足跡を辿るような自伝的選曲がなされ、オペラの物語を離れてアルバム総体としてのストーリー展開を聴くようでもある。指揮のロレールは初録音。
トランス・コンピレーション『姫トラ』シリーズのアニメ編。『崖の上のポニョ』『新世紀エヴァンゲリオン』などの有名テーマ曲が、トランス・アレンジにより新たな楽曲として楽しめる。
これがリアル・ジャパニーズ・ヒップホップ! というキャッチの振られた作品で、日本のヒップホップ界の礎を作ったレジェンドたちが復活。現在シーンで活躍する30組以上のアーティストと共演し、ヒップホップとはなにか考えさせられるノリよき問題作。
“愛とエロの伝道師”をキャッチ・フレーズにしたレゲトン・ユニットのセカンド・ミニ・アルバム。彼女たちの世界観を決意に満ちたリリックに込めたキャッチーなミディアム「Real my place」、艶やかなコーラス・ワークが堪能できるアップ「東京オアシス」など、等身大の魅力満載の一枚だ。
演歌の王道をゆくような松前ひろ子のシングル。数多くのシングルを発表している松前の安定した歌唱力で、安心して聴いていられる一枚だ。「人生女坂」もいい出来だ。若宮流四世宗家による振り付けも、写真入りで細かくていねいに解説されている。親切。