2010年1月20日発売
JUBILEEJUBILEE
豪華絢爛な衣装をまとい、メロディックかつドラマティックなメタルを志向する5人組(アルバム発売時はベース不在)のメジャー・デビュー・アルバム。シンフォニックで壮麗な仕上がりは、期待どおりかそれ以上。劇的&鮮烈なギター・プレイも圧巻で、耽美な世界観に酔える。★
フォー・ザ・マッシズフォー・ザ・マッシズ
レイブ・ミュージックを取り込んだ英国はリーズ出身のバンドのセカンド・アルバム。プロディジーやケミカル・ブラザーズが葛藤なくロックにテクノを混ぜたみたいで、屈託なくパンク風味を増量して迷い無き明快なダンス音楽に仕上げている。11曲目以降は追加曲で、「ターン・ザ・ライツ・アウト」「マッド」の音楽ビデオもPCで観られる。
クレオールの花クレオールの花
毎度自在の音楽的スケール感を出している女性歌手の4枚目のアルバムは、ウーゴ・ファトルーソ(p)とヤヒロトモヒロ(打楽器)の名コンビをサポートにおいたシンプルな設定にて。中南米楽曲を中心に取り上げつつ、綺麗な放物線を描くと言いたくなる歌を思うまま開いている。
共に見し夢を共に見し夢を
タイトル曲は女性シンガーのsayaが参加、若き日の卒業式で抱いた志がいまに甦る佳作。カレッジ・ポップスの雄らしく、シンプルな楽曲・サウンドで親しみやすさは健在。クセのなさが逆に、その存在を際立たせ、長く記憶に残るバンドにしているのかもしれない。「小さな日記」を聴くと、あらためてそう感じる。