2010年10月発売
2009年に上演され好評を博した演目の、2010年再演版。タイトルどおり力強く熱い舞台が繰り広げられるさまが伝わってくるが、中でも第4章「愛の革命」から第5章「命の革命」にかけて、ヒップホップやラテンを用いて欲望を情熱的に歌うくだりは圧巻。絵を見なくとも、花組の舞台が目に浮かぶ。
テノール歌手でありながら、原語でカンツォーネ、ジャズなどをピアノの弾き語りで聴かせたりもする加藤ヒロユキが、日本語の歌をカヴァーしているアルバム。昭和を感じさせる選曲の妙もあって、その昔の二村定一や藤原義江といった歌手を思わせる懐かしいモダンさがあったりもする。
BEAT CRUSADERSのインディーズ時代に残したオリジナル・アルバム以外のスプリット盤や企画盤、現在では入手困難なコンピレーション盤に収録されていた曲を1枚にコンパイル。 初期の名曲の未発表テイク、そしてなんと当時の担当がうっかりアルバムに収録し忘れた幻の未発表曲も収録と、オリジナルアルバムにはない初期ビークルの違った一面を堪能できるCD。
藤田麻衣子のミニ・アルバム。ミディアム・ポップ・チューンや、バック・ビートを強調したナンバーなど、サウンドはヴァラエティ豊か。中でも「あなたを好きになって」や「明日も笑おう」のようなアコースティック・ギターがフィーチャーされたナンバーが、サウンドの温かさと彼女の透明感のある声が相まって心地よさ満点。
結成10年。インディ・シーンの支持も熱い、櫻井有紀(vo)と村田一弘(ds)によるロック・ユニットの、6年ぶりとなるフル・アルバム。ストリングスを取り入れたゴシックで硬質なサウンドと、透明感ある美声。荘厳なロッカ・バラードにして先鋭的な彼らの世界が奏でられている。
スクエアプッシャー=トム・ジェンキンソンが自らの頭で鳴っている音をバンドへ移植ーー本作は、新プロジェクトとしてリリースする1作目。緩やかなグルーヴを伴ったエレクトロ仕掛けのファンク、R&Bは、加工されたトムのヴォーカルがSF的な世界への加速装置となりながら、感情を血肉化していく。