2010年10月発売
D.E.S.I.G.N.D.E.S.I.G.N.
韻シストのBASIとSmall Circle of FriendsのAZUMAによる新プロジェクトのファースト・アルバム。記号的SEやスウィング・スタイルなど多彩かつ魅力的なビートをバックに、二人のコーラスと掛け合い、双方向に視界を広げる言葉とリズムを融合。その絶妙なバランスで刺激的な音楽を作り上げている。
ハイフネーテッド・マンハイフネーテッド・マン
再編ストゥージズでベースを弾く元ミニットメンの音楽家による6年ぶりのソロ4作目。マイクが書いた曲のみで飄々とした佇まいも含みつつファンキーに跳び回り、ギタリストとして全面参加しているトム・ワトソンも関わってきた2000年代のレッド・クレイオラに近い、ねじれたニュアンスも十分である。
ディス イズ ザ セカンド アルバム オブ ア バンド コールド アドビシ・シャンクディス イズ ザ セカンド アルバム オブ ア バンド コールド アドビシ・シャンク
アイスランド出身のポスト・ロック・トリオ、アドビシ・シャンクの2作目。ボストン界隈のハードコア・パンクのささくれだった演奏とプログレ〜ジャーマン・ロックの持つアグレッシヴさを併せたような独特のサウンドはクセになるもので、音圧の高さも凄まじい。
あなたにあげる歌謡曲“NAGISA”篇あなたにあげる歌謡曲“NAGISA”篇
2010年5月に行なわれた写真集発売記念イベントの模様を収録した2枚組ライヴ・アルバム。MCもたっぷり収録して当日のラフで肩の凝らない雰囲気をよく伝えてくれている。個人的にはギターのみのバッキングというスタイルは彼女にはあまり合わないと思うが、イベントのムードには最適だったのかも。
Sundays&Cybele 2Sundays&Cybele 2
函館出身のサイケデリック・ロック・バンドの2作目。アナログな質感を強調した音像も、URCレコードの作品に通じる文学性の高い歌詞も、歪みを強調したストロングなバンド・サウンドも、日本のサイケの系譜を正しく継いでいる。ジャックスやゆらゆら帝国が好きな人にもお薦め。★