2010年11月17日発売
想像と都市の子供想像と都市の子供
2004年に結成され、クラムボンや高木正勝らと共演してきた5人組によるセカンド・ミニ・アルバム。ポスト・ロックやエレクトロニカを通過した、ミニマルかつストレンジなアンサンブルの上を、ふわふわとした女性ヴォーカルがただよう。前衛的でありながら親しみやすさも感じる不思議なバンドだ。
フォトグラフフォトグラフ
制作・出演
JimmyGriffin / アダム・マネス / エリン・ボーディー / ザ・エリン・ボーディー・グループ / シド・ロドウェイ / シーマス・ブレイク / デレク・フィリップス / マーク・コルンバーグこの女性シンガーの清らかで透明感ある歌声に心惹かれる。そうして、その声にニュアンスにあふれる彩りを添えるサウンドが秀逸。そこにはアコースティックな肌触りの音とともに細やかな表現力が特徴的なギターやキーボードなど、エレクトリック系楽器も巧みに用いられる。穏やかな時間にゆったりと聴きたい佳作。
パッセージパッセージ
制作・出演
アンダース・アンゲン / ダーヴィッド・ヴァルムレー / トルン・エリクセン / トーシュタイン・ロフトフュス / ヒェーティル・ステーンスネス / ヒェーティル・ダラン / フレイディス・グルリュー / ホーコン・コーンスタ2003年にデビュー作を出したノルウェーのシンガー・ソングライターの4年ぶり3枚目のアルバム。シンプルなアコースティック・サウンドをバックに文学的な歌詞を淡々と呟いていくさまはジョニ・ミッチェル的。ゴスペル調のナンバーもあるが、一貫して透明感漂う歌声。
レジェンズレジェンズ
4オクターヴの声域で正統派ヘヴィ・メタルから情感たっぷりなバラードまで彩っていく女性シンガー、マルタ・ガブリエルの底知れぬ表現力が堪能できる3作目。アクセプトのカヴァーにバンドのルーツを感じながら、アクセプトのステファン・カウフマンとの共演にはその原点をいかに進化させたかが伝わってくる。
ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アスジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス
NYを拠点に活躍する、ジャズの素養を身につけたフランス人女性シンガーと注目のブラジル人ギタリストによるデュオ。収録曲は、ジャズのスタンダードからブラジル、キューバ、フランスの名曲まで多彩だ。伸びやかでしなやかな歌声。卓越した演奏力のギター。二人の絶妙の関係性から生まれた会心のヴォーカル作。★