2010年2月17日発売
自分たちのペースで活動を続ける三人組ユニットのサード・アルバム。どこか切ないメロディに乗る、佐伯大介のハイ・トーン・ヴォイスが美しい。時流に左右されず自らを信じることで、こんなステキな音楽を生むことができるなんて、世の中捨てたもんじゃない。生ピアノとギターの響きも心に染みわたる。
マリアム(vo)とアンドレアス(perc)によりスウェーデンにて結成された男女デュオのデビュー作。縦横無尽で“ピース”なドラムの上を、キュートかつ“ワイルド”なヴォーカルが鳥のようにさえずる。そのフリーフォームなサウンドは、シンプルながらもさまざまな音楽的要素を含有し、この上なく豊かに響きわたる。
2005年までスーパーカーのヴォーカル&ベースとして活躍。2006年からソロとして活躍する彼女の3枚目のアルバム。宇宙的な広がりを持つ独特の世界観で“怖カワイイ”音楽を展開。ジャケットに登場する大きな角を持った“かいぶつ”が象徴するように、ポップで不思議な世界が全14曲に広がる。
マーシフル・フェイトのハンク・シャーマン(g)とフォビドゥンの二人のメンバーによって結成されたスラッシュ・メタル・バンドのデビュー作。切れ味鋭いギター・リフから繰り広げる音楽は、重厚でありながら攻撃性にあふれており、スレイヤーに通じるようなエナジーを感じさせる。
プログレッシヴな手法を基本に前衛的な音空間を構築したアート集団の実質上のセカンドとされる、74年制作で78年発表作の紙ジャケ復刻盤。あえて不協和音的なコーラスや哀愁のメロディを随所にちりばめ、シュールな世界を展開。ポップ曲を含むボーナス・トラック6曲を追加。
79年に発表された問題作の紙ジャケ・リイシュー盤。エスキモーの音楽という設定で全編架空の民族音楽風アルバムを作ってしまう発想も凄いが、その上で少数民族問題や環境問題など、鋭い文明批判となっているのが彼らならでは。フレッド・フリスらがゲスト参加した曲など、ボーナス7曲も貴重。
東京・下北沢を中心に活動する男性4人組ギター・ロック・バンド、wooderd chiarieが1年3ヵ月ぶりに発表したセカンド・フル・アルバム。緊張感と浮遊感を保ちつつ、多彩なスタイルの楽曲が収められている。聴き手それぞれがを別々の光景をイメージできる自由度の高さが魅力だ。