2010年4月21日発売
素晴らしいね素晴らしいね
4人組ロック・バンド、ザ・ビートモーターズのミニ・アルバム。ブルース基調の爆音ロックンロールに乗せて奏でられるのは、シンプルでストレートなメロディ。ハートフルで哀愁を感じる詞世界も魅力だ。
CompanionCompanion
英イースト・ロンドンのダブステップ・プロデューサー/リミキサー、ゴールド・パンダの日本独自編集アルバム。「Miyamae」ほか、これまでのEP3枚からの楽曲を中心とする注目盤だ。
チェンバートーンズチェンバートーンズ
3年半ぶりのアルバム。楽器編成からの想像どおりアコースティック音を前面に出した、素朴で牧歌的な安らぎサウンド。自作「カウ・デイジー」「サークルズ」「インティメート・ストレンジャーズ」をはじめ、全曲に懐かしさを覚えるあたりには、かつてのフリゼールのイメージも。ヨリスのクラリネットが、本トリオのもう一本の支柱、アクセントになっている。
ジ・アライアンス・オヴ・ザ・キングスジ・アライアンス・オヴ・ザ・キングス
女性ヴォーカルを擁するイタリアのシンフォニック・メタル・バンドのデビュー作。『ファイナル・ファンタジー』の世界観にも触発されたというだけあり、大仰で劇的な楽曲展開とクラシカルな旋律が魅力だ。ジャーマンや様式美ファンにもアピールするだろう。ゲームのカヴァーも収録。
ハーフ・ジェントルメン/ノット・ビースツハーフ・ジェントルメン/ノット・ビースツ
米インディ界の強者、ジャド・フェアによる兄弟ユニットの80年作が17年ぶりに再発、日本盤として初登場。プリミティヴなエモーションの息づく、混沌としてアヴァンギャルドな音世界は、当時の空気やスタイルとリンクしながらも異彩を放ち、発売から30年を経てなお刺激的だ。
ショパン・ジャズショパン・ジャズ
ショパンという、ある意味で“鉄板”の素材を料理するには、このトリオくらいの力量がないとダメってことなんだろう。マルティーノの甘く艶のある音色、幻想的なフレーズは見事にハマっている。いかにも日本人好きする企画なるも、企画性を技術が凌駕し、しまいには圧倒される。