2010年5月12日発売
2009年のヒット作の半分ほどを入れ替えて作り直された変則アルバム。「アイ・キャント・ウェイト」のような新曲、コラボ・ヴァージョンにした「イーチ・ティア」などもいいが、オリアンティらと共演したレッド・ツェッペリンの「胸いっぱいの愛を」「天国への階段」が何より衝撃。メアリーの激唱に、70年代のUKロックも米黒人音楽の影響下で生まれたことを思う。
ジャズ・ギターの重鎮的存在となりつつあるジョン・スコフィールドが、オランダのオーケストラを従えて演奏したアルバム。パートナーのヴィンスはグラミーも受賞した才能の持ち主。
キュートなヴォーカルとサックスの組み合わせというユニークなサウンドは、ジャジィな味付けの上質なポップスに仕上っている。『アリケン』(テレビ東京系)のエンディング・テーマ「スピード」ほか全8曲収録した2作目。アレンジは全曲、人気の藤井理央が担当、新たなしばあみを演出している。
青山テルマや福山雅治、持田香織、綾瀬はるから10組が参加した、松本隆作詞活動40周年を記念してリリースされるアルバム。それぞれのアーティストが自らのスタンスで表現することで、時の経過によって風化することのない松本詞の世界が、くっきりと浮かび上がってくる。
韓国出身ボーイズ・バンドの三日間連続リリース・シングル第1弾。キラキラがいっぱいつまった爽やかなメロディに、入れ替わり立ち替わる6人のヴォーカルが心地良い直球バラード「まごころ」。カップリング「逢いたいと言えたら..」は、メロウなピアノとヘヴィなリズムに、しっとりと聴かせるヴォーカルが胸に迫るソウルフル・ナンバー。
前作『パーフェクト・シンメトリー』リリース後の世界ツアー中にレコーディングされたミニ・アルバム。ソマリア出身のラッパー、ケイナーンが2曲で参加しているほか、YMOの「以心電信」のカヴァーも収録。
YUGAを中心とした現役ホストたちによるユニット、CLUB PRINCEのユニバーサル移籍第2弾シングル。「シャンパンダ!!」は“パーティ・ソングの決定版”というふれこみにふさわしい、アゲアゲでノリノリのダンス・チューンで、ここまで弾けちゃうと言うことありません。ジャケットは浜田ブリトニーの描き下ろし。
ゆるやかな四つ打ちハウス・ビートと音数少なめに抑えたトラックの上を、肩肘張らない彼女の歌声が乗る。作詞は秋本康。“ex-lover”とは、さすが上手く言ったもんです。確信犯的にチープなエレ・ポップ「Fun to the night」も、キュートな風情のパーティ・チューン。曲後半のラフな雰囲気がリラクシンでいい感じ。
3年ぶりの3作目にして、LCDサウンドシステムとしては最後のアルバムになるという本作。ブラック・ミュージックからではなく、ロックからダンス・ミュージックを追求し、たどり着いたのはシンプルでストイックで、ちょっとレトロなエレクトロ・サウンドだった。マスタリングはボブ・ウェストン。
アメリカ人の母と日本人の父との間に生まれたシンガー・ソングライターの2作目。前作はアコースティックのみだったが、今回は自身のバンドとともにレコーディング。ロック〜ブルース〜ソウルをベースに、メインストリームなポップネスも兼ね備えた力作だ。
発売元
ユニバーサルミュージッククラシック系のお徳用コンピレーションに強いEMIならではのコンピ。ロマン派系が充実したレーベルらしい音源に加えて、一曲一曲には十分な内容のライナーが添えられ、声楽曲では歌詞対訳まで付ける周到さ。シューマンの広く深い音楽世界への入口として十全な仕上がりだ。
たとえば切ない彩りのデビュー・シングル「さよならをキミに...」でも、どこか癒される。それは彼女が自然な形で、悲しみ、喜びといったもろもろの感情を、透明感のあるヴォーカルに滲ませることができるから。Spontania、SEAMO、KGの客演、岡本真夜、古内東子の楽曲提供など、話題性あふれる14トラックを収録した1作目。
大阪出身、自他ともに認める“頑固で負けず嫌い”の桜井くみ子。10年近い修業時代を経てのデビューから2年という区切りに向けた4枚目のシングルは、マイナー・キーの本格的演歌で、一途な女心を、可憐な卯の花の醸し出す清純さとその強さにたとえてうたい上げる。
演歌から歌謡曲、ポップスとさまざまなジャンルを歌いこなす女性歌手のシングル。くるくると変化する女心を歌った「風見鶏」と、飾らなくても愛されることを知った女心を歌った「素顔」といった大人の女性の世界を届けてくれる。