2010年6月発売
演歌歌手、竹川美子の2010年初となるシングル。「螢川」は富山を舞台に女の情念を歌い上げる叙情的なナンバー。カップリングの「美子の串本節」は和歌山を代表する民謡をアレンジした一曲だ。
“酒場もの”の楽曲で統一した2ndシングル。デビュー曲「人恋酒場」に引き続き、作詞を仁井谷俊也、作曲を中村典正が担当。彼の持ち味であるハツラツとした歌声が、リスナーの心に心地よい安心感と活力を注いでくれる。
陽性の吉幾三の歌声ならではの、朗々と歌われて醸し出されるスケール感。伴奏のサウンドは演歌といった感じではないのが味噌で、彼の歌唱スタイルが演歌性を作り出している。こうした出会いを求めての旅に期待を抱かせる歌にはぴったりの展開をみせている。
残響レコードが放つ4人組インスト・バンドの4枚目のアルバムは、ヴォーカル不在ながらうたごころあふれる一枚。ポスト・ロック以降の叙情性とニューウェイヴ的な耽美性を併せ持ち、耳をつんざく轟音ギターと肉感的なグルーヴでエモーショナルな空気を演出している。
華麗なダンスや透明感のある歌声で魅了するR&Bシンガー、松下優也の2010年6月発表のアルバム。俳優として舞台や映画などに出演するなど、その幅広い才能を十分に発揮。デビューからこれまでの集大成的な位置づけの力作だ。
2006年結成の女性4人組による、メジャーでは6枚目となるシングル。タイトル・トラックは爽やかなポップ・チューンで、HARUNA(vo,g)とTOMOMI(b,vo)のツイン・ヴォーカル・スタイルが躍動的な空気をより演出する要素に。ダンサブルな「KOSHI-TANTAN」、じっくり聴かせる「スイッチ」をカップリング。
舞台生活20周年だという。その実力を考えると、宝塚時代は必ずしも順風満帆ではなかったけれど、遠回りしたぶんだけ絶対的な表現力を手にしたのが本作からもわかる。大袈裟でなく全曲が推薦曲。ベット・ミドラーの「THE ROSE」やエディット・ピアフの「La Vie en Rose」でさえ彼女のために作られたと感じられるほどだ。
2005年に結成されたメロディック・スカ・パンク・バンド、SKALAPPERのデビュー・アルバム。精力的なライヴ活動で培った、ハイテンションなバンド・サウンドが印象的な一枚。