音楽むすび | 2010年9月発売

その艶やかなハイ・トーン・ヴォイスで世に名を知らしめた元TNTのヴォーカリストによるソロ・プロジェクト。TNTのナンバーを中心に、既発の楽曲をアコースティック・スタイルでセルフ・カヴァーするコンセプトだが、彼の歌声とアレンジでTNTメロディの美しさを再確認できる。予想以上のポップ感覚だ。

自らを“崖っぷち”と称する三人組ヒップホップ・グループによるサード・アルバム。エベレスト登頂を目指す、ソロ・アルピニスト・栗城史多氏に触発されて書き下ろした「NO LIMIT」など、素直な気持ちを表現した歌詞は、世代や性別を越えて共感できる作品になっている。

『IRIS(アイリス)』『美男(イケメン)ですね』など韓流ドラマのメロディをピアノで奏でたコンピ。演奏は角聖子が担当。春先のまだ少し肌寒いような季節をワルツにのせた「FLOWER」、語りかけるように叙情的な演奏の「タムドクのテーマ」など、ソロならではの繊細さが感じられる演奏。「僕の頭が悪くて」と「Passo Dopo Passo」は藤原豊との連弾。

近年は、コンサートでも録音でも、高いレベルの演奏が続いている東京交響楽団。そんな彼らが本拠地・ミューザ川崎で開催している“名曲全集”がCDとなった。管楽器の首席奏者たちのソロも美しく、飯森範親が東響から洗練された演奏を引き出している。特典映像付き。

レニー・クラヴィッツの元ツアー・メンバーであり、ジャズ・ドラマーとしても一流のブラックマンによる恩威トニー・ウィリアムス・トリビュート作。ウィリアムスのバンド“ライフタイム”の世界をマイク・スターン、ヴァーノン・リードをギターに迎えエモーショナルに表現。

島唄シリーズ第3弾。オモトタケオとは彼らが島唄を作る時だけ現れる“心の住人”とのことで、従来の島唄のイメージを打ち破る島の暮らしの風景や風習などをBEGINの視点で歌い上げた新しい島唄が楽しめる。結成20周年を迎えたバンドならではの遊び心から生まれた沖縄の新歌謡曲。

日本テレビ系の『音竜門』で取り上げられ、デビュー前から話題となっている4人組ロック・バンドのファースト・ミニ・アルバム。ほとんどの楽曲の作詞作曲を手掛ける柴野真理子を中心に、力強いロック・サウンドとポップなメロディ、柴野のスケールの大きな歌声で高水準のロック・ナンバーを聴かせてくれる。