2010年9月発売
笹路正徳をプロデューサーに迎えた本作は、彼女にとってトータル・プロデューサーを初めて起用したアルバム。柔らかな歌と絶品のメロディを、最低限のシンプルな味付けで客に提供しようとする明確な意図と意志がここには存在している。彼女の歌声を聴いているとなぜだか泣きそうになる、その感覚を甦らせてくれる一枚。
2010年にデビュー10周年を迎えたポップ・バンド、TAHITI 80のコンプリート・ベスト。監修と選曲のすべては本人たちによるもの。新曲「Me&The Princess」も収録。メンバー自らによる楽曲解説を封入している。
ヴォーカルの脱退で現在活動休止のドラゴンフォース。そんな中リリースされたのは、バンドにとって初のライヴ作品。2008〜2009年のワールド・ツアーから、ベストなテイクを手直しすることなく収録。リアルなバンド像を浮かび上がらせる。ちなみにツアー合計演奏時間は2万時間超!
モロにブーム乗っかり型の企画盤なれど、龍馬や幕末ってジャズとどこか相性イイような気も。存在的にはむしろパンクなんだが。内容は、龍馬の人生をロック/ポップス/演歌の名曲のジャズ・アレンジで表現するという奇想天外なもの。これもある意味、龍馬的……なのか。
ロイヤル・フィル来日公演でのライヴ録音(2009年9月)。壮大なスケール感を出すためか全体にテンポ設定が遅め。それがかえって緩んだ印象を与えてしまっているのは否めない。オケのクオリティ、特に響きがやや煩雑に聴こえるのも惜しい。西本の要求に応えきれていない感が強い。
西本智実とロイヤル・フィルの出会いを記録した2009年の東京でのライヴ録音。一期一会的な緊張と勢いが演奏に感じられる。西本の指揮は熱く、ロイヤル・フィルを積極的にリードする。ロイヤル・フィルはさすがに潜在能力が高く、ここというときに地力を発揮する。