2010年9月発売
「壱岐ごころ」は壱岐市立一支国博物館記念曲。都会に出て苦労を重ねた壱岐の若者が故郷への思いを唄う。対馬壱誠の唄声は、玄海育ちらしい爽やかな男っぽさにピッタリだ。「雪州譜」も故郷の壱岐がテーマ。両曲とも杉紀彦作詞・四方章人作曲だが、対馬の魅力を巧く引き出して演歌の保守本流の世界を作り上げた。
“台湾のスーザン・ボイル”として話題の24歳の男性シンガーのデビュー・ミニ・アルバム。きっかけとしてはルックスと歌声のギャップだったのだろうが、歌だけが収められた作品になってもハイ・トーン・ヴォイスの説得力は十分。このポテンシャルを活かす楽曲選びが今後の課題か。
日本のお茶の間にもおなじみの歌声の持ち主、MR.BIGのエリック・マーティンのソロ活動25周年記念盤。彼の活動の出発点となった映画『アイアン・イーグル』挿入歌「Eyes Of The World」から、おなじみ“アサヒスーパードライ”のCMソング「Fly」など、彼のソウルフルな歌声を堪能できる。ボーナス曲の「Can't Take My Eyes Off You」「To Be With You」もうれしい。
久保ミツロウ原作の大人気コミック『モテキ』のドラマ化を記念したコンピレーション・アルバム。作品中に登場しストーリーの軸ともなるJ-ROCK、J-POPの名曲たちをコンプリート収録。ジャケットは久保ミツロウの書き下ろし。 【収録曲】 1.フジファブ リック「夜明けのBEAT」 2.大江千里「格 好悪いふられ方」 3.フラワーカン パニーズ「深夜高速(2009)」 4.Fishmans「いかれたBaby」 5.ともさかりえ 「カプチーノ」 6.ギ・おならす いこみ隊「モテたくて・・・」 7.キリンジ「悪い習慣」 8.ホフディラン 「恋はいつも幻のように」 9.森高千里 「ザ・ミーハー(スペシャル・ミーハー・ミックス)」 10.岡村靖幸 「どぉなっちゃってんだよ」 11.七尾旅人× やけのはら「Rollin’ Rollin’」 12.スチャダラ パー「GET UP AND DANCE」 13.真心ブラ ザーズ「サマーヌード」 14.ナンバー ガール「TRAMPOLINE GIRL」 15.TOMOVSKY「自分らしさなんて」
ピッツバーグ出身の5ピース・メタルコア・バンドによるファースト・フル・アルバム。予断を許さぬ精緻な展開にマス・メタルの空気を漂わせながら、内側から湧き上がるものを咆哮に託していくヴォーカルにはハードコアの闇雲さが宿っており、その絶妙なハイブリッド感は独自のスタイルにまで昇華している。
“繋がる”ということをコンセプトにしたこのシングルは、同内容のCDの2枚組。一枚は聴かせたい人にプレゼント……だという。“手”をモチーフに、人との繋がりという大きなテーマを歌う彼。弱冠19歳にして、人の繋がりの大切さをしっかりとリスナーに伝えている。清々しい歌声も魅力的。
高野哲(vo,g)を中心に98年にスタートし、これまでに5枚のフル・アルバムなどをリリースしてきた三人組によるEP。ライヴでの即効性と直結する、シンプルで勢いのあるロック・チューンにバンドの本質が見えてくる。瞬発力のある豪快さを飾らずに表現。高いポテンシャルをあらためて実感させる。
2007年のファーストが話題をさらった三人組の2作目。エイフェックス・ツインやROMZレコード周辺にも通じるエレクトロニックなビートを軸に、オーガニックで柔らかな響きを強調。環境音やアコースティック・ギターのソフトな音色が、ユニット名のどおり、ドリーミィなムードを演出する。
スウェーデン出身のヴァイキング・メタルの雄のベストで、LOUD PARK 10での初来日を記念した日本独自企画盤。ライヴの定番曲を網羅し、メロディック・デスを下敷きに勇ましくドラマティックな音世界を披露。実際のパフォーマンスを観なくとも、熱いステージが想像されるはず。