2011年発売
ティエンスー作品集〜ヴィエ、ミサ、偽りの記憶 ユッカ・ティエンスーは現代フィンランドの最も魅惑的な作曲家の一人です。同国ではラウタヴァーラ、サーリアホ、リンドベルイらと並ぶ人気を誇り、新作はことごとく絶賛される人です。 このアルバムには彼の最近の3つの作品が収録されています。メインの『ミサ』は名クラリネット奏者カリ・クリックのために書かれたクラリネットと管弦楽のためのミサ曲です。2007年の初演の時はタンペレ・フィルハーモニーとスコティッシュ室内管弦楽団がジョイント出演し、クリックがソロを担当しました。深い瞑想と現代的な楽想、そしてどこか諧謔的な味付けもあるこの曲は、歌声がなくとも、人々の祈りの心を存分に表現しています。他の2曲も、難解な響きのなかに、ふと見えてくる親しげなメロディが印象的。(NAXOS) 【収録情報】 ティエンスー: ・ヴィエ (2007) ・ミサ (2007) ・偽りの記憶I-III (2008) カリ・クリック(クラリネット) ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団 ヨン・ストゥールゴールズ(指揮) 録音時期:2009年、2010年 録音方式:デジタル Powered by HMV
湯原温泉は岡山県北部にある美作三湯のうちのひとつ。本作はウェブクウに移籍後改名した柳柴帆がリリースした「湯原有情」に、新作「未練酒場」を加えての再プロモーション作。しっとりと情緒ゆたかに歌い上げる楽曲はご当地ソングとして聴きつがれていくことだろう。
是巨人の通算4作目。切り裂けるギター、歪んだベースと仕掛け充満6拍子をバカテク・ドラマーがリードする冒頭曲はじめ、ほとんどが変拍子曲で彩られた本作は、60〜70年代プログレッシヴ・ロックを彷彿させ、さらに過激で挑発的だ。小節線は消え失せ、耳と体で聴く高揚度は高い。
日本のサイケデリック・プログレ・トリオと梅津和時のコラボレーション。マルチ録音したライヴ音源を編集した。それにより表現の多彩さが増し、演奏の完成度が高まったようだ。多くのジャンルがカオス的にミックスされた過激な音楽。身体運動的な快感も受け取れる。