2018年4月発売
毛皮のマリーズの1stミニ・アルバム『Faust C.D.』発売10周年を記念した10インチ・アナログ盤が、 タイトルを『Faust E.P.』と改め1000枚限定プレスで志磨遼平(現ドレスコーズ)の主宰するイエスレコードから 4月21日(土)にリリースされる。今作『Faust E.P.』は、一昨年の1st Album『戦争をしよう』、 昨年の2nd Album『マイ・ネーム・イズ・ロマンス』に続く《発売10周年記念アナログ盤》の第三弾。 前二作のフル・アルバムが12インチ(LP盤)仕様であったのに対し、6曲入りのミニ・アルバムである今作は 初の10インチ/クリア・ヴァイナル仕様となっている。 毛皮のマリーズはかつて志磨遼平(現ドレスコーズ)、越川和磨(現THE STARBEMS他)、 栗本ヒロコ、富士山富士夫が在籍し、2011年9月の6th Album『THE END』の発表と共に 前代未聞の解散劇で伝説と化した不世出のロックンロールバンド。 2008年にリリースされた『Faust C.D.』は、ドイツの文豪ゲーテの戯曲を連想させるタイトル通り、 マリーズ史上最も「悪魔」的な作品であり、“ジャーニー”、“ハートブレイクマン”、 “おはようミカ” といった人気の高いナンバーばかりが収録されている。 以下はドレスコーズ志磨遼平からのコメント。 本作は10年前、『マイ・ネーム・イズ・ロマンス』とほぼ同時期に制作された6曲入りのミニ・アルバムです。 当時のぼくらはメチャクチャなエピソードにだけは事欠かず、ライブ中にメンバー同士がケンカを始めるわ、 ぼくは1曲歌って勝手に帰るわ(そのまま失踪)で、そんな悪態がまた噂を呼んで ライブの集客だけがどんどん増えていく中、バンドはボロボロの壊滅寸前でした。 もう解散だ、解散! とぼくが一方的に宣言し、決別のしるしとして “ジャーニー” を書いたところから始まった制作は、 紆余曲折を経て異形のアルバム『Faust C.D.』として完成。『マイ・ネーム・イズ〜』を初期の代表作とするならば、 バンド史上最も禍々しい《ダークサイド・オブ・マリーズ》が本作であります。