音楽むすび | 2019年5月10日発売

2019年5月10日発売

フレッシュ・アンド・ブラッドフレッシュ・アンド・ブラッド

白蛇が首をもたげる刻(とき)、新たなる魂の旅路が始まる。 デヴィッド・カヴァーデイルの歌声がジョエル・ホークストラ&レブ・ビーチのギター・チームと織り成す“血と肉”のロック年代記! ハード・ロックの頂点に君臨してきたホワイトスネイク。1987年の『サーペンス・アルバス(白蛇の紋章)』が全世界で1,000万枚を超えるセールスを記録したのを筆頭に、 数々のヒット作を生んできた彼らの新作は、これこそがホワイトスネイクだ!と高らかに宣言するハード&ソウルフルな一撃だ。 『ザ・パープル・アルバム』(2015)でデヴィッドの原点である第3期ディープ・パープルのクラシックスを再演したホワイトスネイクだが、本作は8年ぶりとなるオリジナル・アルバム。 ジョエル・ホークストラ&レブ・ビーチのギター・チームが作曲に関わる初の作品となる。 40年以上におよぶバンドの軌跡の集大成といえる本作。世界中でライヴのオープニングを盛り上げることになるだろう「グッド・トゥ・シー・ユー・アゲイン」からエンジン全開で、 デヴィッドが“「スロー・アンド・イージー」の遠戚”と呼ぶ「ウェル・アイ・ネヴァー」、“「ラヴ・エイント・ノー・ストレンジャー」の歌詞テーマに共通する”という 「トラブル・イズ・ユア・ミドル・ネーム」、“「ラヴ・ウィル・セット・ユー・フリー」の発展形”である「オールウェイズ・アンド・フォーエヴァー」など、 新旧ファンが愛してやまないホワイトスネイク・サウンドで押しまくる。 カヴァーデイル・ペイジの2ndアルバムのために書かれたギター・リフを基にした「ゴナ・ビー・オールライト」、感涙のパワー・バラード「ホエン・アイ・シンク・オブ・ユー(カラー・ミー・ブルー)」、 「クライング・イン・ザ・レイン」を彷彿とさせるダークなラヴ・ソング「ハート・オブ・ストーン」、深遠なる叙事詩「サンド・オブ・タイム」など新時代へのクラシックスの数々は、 バンドの健在ぶりをアピールするものだ。ジョエルとレブの鮮烈なギター・プレイも本作をさらにエキサイティングなものに昇華させていく。「シャット・アップ・アンド・キス・ミー」での レブのフラッシーな速弾き、「トラブル・イズ・ユア・ミドル・ネーム」でのツイン・ギターの応酬など、ギター・キッズをノックアウトする瞬間が幾つもある。 そんな彼らにトミー・アルドリッジのドラムス、マイケル・デヴィンのベース、ミケーレ・ルッピのキーボードが加わった布陣はデヴィッドが“歴代最強のひとつ”と呼ぶのも納得だ。 『ザ・パープル・アルバム』に伴うワールド・ツアーで引退も考えたというデヴィッドだが、“情熱”と“衝動”に燃え上がる新作で還ってきた。 かつて“ヒア・アイ・ゴー・アゲイン=もう一度旅立とう”と歌った彼が、『フレッシュ・アンド・ブラッド』で新たな出発に向かう。 【メンバー】 デヴィッド・カヴァーデイル (ヴォーカル) レブ・ビーチ (ギター) ジョエル・ホークストラ (ギター) マイケル・デヴィン (ベース) トミー・アルドリッジ (ドラムス) ミケーレ・ルッピ (キーボード)

レヴェレイションズ・オブ・オブリヴィオンレヴェレイションズ・オブ・オブリヴィオン

デス・メタルを生んだ伝説的バンド ポゼストが、33年ぶり復活のニュー・アルバムをリリース! ジェフ・ベセーラの元祖デス・メタル・ヴォーカルを軸に不穏かつ激烈なサウンドを創造。狂気に魅せられたポゼストの新章が始まる。   デス・メタルの生みの親はポゼストである。この意見に反対するものは多くないだろう。 そのポゼストが、33年ぶりにニュー・アルバムをリリースするというのだから、これは2019年エクストリーム・メタル界最大の事件だ! 彼らが80年代に残した2枚のアルバム、『Seven Churches』(85年)と『Beyond the Gates』(86年)は、デス・メタルというジャンルの直接的ルーツである。 さらに、84年に発表されたデビュー・デモのタイトルは、ズバリ『Death Metal』。つまり、ポゼストはデス・メタルの生みの親であると同時に、名づけ親でもあるのだ。 だが、その影響力とは裏腹に、彼らは短命であった。前述の2枚のアルバムと『The Eyes of Horror』というEPのみを残し、87年、わずか4年でその活動に終止符を打つ。 (正式に解散したのは89年という説もある。) 多くのエクストリーム・メタルが解散をしても、結局はすぐに第一線復帰をしていく中、ポゼストは伝説であり続けた。事態が急転したのが07年。 ヨーロッパ最大の野外フェス、ヴァッケン・オープン・エアに、ポゼストが登場することがアナウンスされたのだ。 オリジナル・メンバーは、ヴォーカルのジェフ・ベセーラのみ。ジェフは89年、強盗に撃たれ下半身不随になるという悲劇に見舞われていたため、 車椅子に乗ってのパフォーマンスであった。20年ぶりのポゼストの復活に、全世界のデス・メタル・ファンは狂喜したことは言うまでもない。 (厳密には、ギタリストのマイク・トラオを中心に、90年〜93年も再結成されている。この時ジェフ・ベセーラは不参加。)その後、ジェフ・ベセーラを中心とした 新生ポゼストは、フェスの出演やツアーを継続。14年には、ここ日本にもやって来ている。 当然、ニュー・アルバムへの期待も大きく、新曲を書いているという噂は流れ続けていたものの、なかなか具体的な情報が出てこなかった。 だが、ついにその時がやってきた。ついに33年ぶりのサード・アルバム『レヴェレイションズ・オブ・オブリヴィオン』がリリースとなるのだ! さて、伝説的バンドの復活作となると、期待と不安が入り混じるのが当然というもの。ポゼストと言えば、ジェフ・ベセーラの元祖デス・メタル・ヴォーカル、 後にプライマスに加入するラリー・ラロンデの変態ギター・リフ、そしてマイク・サスによる「独特すぎる」ドラミングが、その3本柱と言えるだろう。 だが、現在のポゼストに、ラロンデもサスもいない。となれば、不安も大きくなろうというもの。しかし、何の心配もいらない。 黙って『レヴェレイションズ・オブ・オブリヴィオン』を聴いてみるがいい。これがポゼストでなくて何であろう。 一切の衰えがないどころか、進化すら感じさせるベセーラのヴォーカル。ラロンデのリフをよく研究していることが伺えるギター陣。 ドラムだけは、演奏、音質ともに非常に21世紀的なものになっているが、これはバンドにパワーを与えこそすれ、まったく違和感を覚えさせない。 (マイク・サスのドラミングを再現できるドラマーなどいないだろうけど。)往年のファンたちの、膨れ上がった期待を軽く超える仕上がりになっているのだ! ポゼストはデス・メタルの生みの親にして、現在もトップランナーであることを証明してみせたのだ。改めて言う。 あのポゼストが、33年ぶりにニュー・アルバムをリリースする。しかもポゼスト以外何ものでもないアルバムを。 これが2019年エクストリーム・メタル界最大の事件でなくて、何であろう。 【メンバー】 ジェフ・ベセーラ (ヴォーカル) クローディアス・クリーマー (ギター) ダニエル・ゴンサレス (ギター) ロベルト・カルデナス (ベース) エミリオ・マルケス (ドラムス)

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