音楽むすび | 2021年11月19日発売

2021年11月19日発売

ア・ヴァレディクションア・ヴァレディクション

ドイツのテクニカル・デス・メタルの帝王、オブスキュラのニュー・アルバムが登場。 名作『Cosmogenesis』、『Omnivium』期 のメンバーが復帰。テクニカルでありながら超メロディック、 ⼀切の聞きにくさを感じさせないオブスキュラ・スタイルに磨きがか かる。ミックス/マスタリングはフレデリック・ノルドストローム! 【日本語解説書封入/歌詞対訳付き】 80年代中盤にデス・メタルという新しいスタイルの音楽が登場した時、それは決してテクニカルさを売りにしたものではなかった。 というよりむしろ、デス・メタルとはカッチリとした演奏とは無縁のドロドロとした音楽だったと言っても過言ではない。 だが、その後デスの方向転換やエイシスト、シニックなどの登場により、テクニックの追求がデス・メタルの命題の一つとなっていく。 そんなテクニカル・デス・メタルの一つの頂点を極めたのが、このオブスキュラであろう。出身はドイツ、結成は02年。 06年に 『Retribution』で衝撃のアルバム・デビューを果たすが、その後リーダーでギター・ヴォーカル担当のシュテフェン・クメラー以外の全員が脱退。 メンバーチェンジはオブスキュラのお家芸となっていく。09年には同じくドイツのテクニカル・デス・メタル・ バンド、ネクロファジストにいたギタリスト、 クリスティアン・ミュンツナーを引き入れセカンド・アルバム『Cosmogenesis』を発表。 本作はアメリカの大手レーベル、リラプス・レコードからリリースされたこともあり、オブスキュラの人気はさらに大きなものになっていった。 11年にはサード・アルバム『Omnivium』を奇跡的に前作と同じラインナップで発表するも、またまたシュテフェン以外のメンバーが脱退。 その後もメンバーチェンジを経つつも、『Akróasis』(16年) 、『Diluvium』(18年)とアルバム・リリ -スを重ね、その人気を不動のものとした。 そんなオブスキュラが⻑年ホームとしていたリラプスを離れ、ドイツの⼤⼿ニュークリア・ブラストへと移籍。 6枚目のアルバム 『ア・ヴァレディクション』をリリースする。前作からのメンバーチェンジももちろん有り。と⾔うか、 今回は名作と名高い 『Cosmogenesis』〜『Omnivium』期のギタリスト、ベーシストが復帰しているというのだから、嬉しい限り。 本作についてシュ テフェンは「オブスキュラの新たな⾼みを見せる非常に個人的なアルバム」だと語っている。 テクニカルなデス・メタルなんて言うと、身構えてしまう人も少なくないかもしれないが、そこは心配ご無用。 オブスキュラのスタイルはテクニカルでありながら、聞きにくさは一切感じさせぬもの。調性やメロディがはっきりしているし、 過度に複雑な変拍子まみれなんていうこともない。むしろメ ロデス・ファンにもアピールするであろう楽曲は、もちろん本作でも健在。 流麗すぎるギター・ソロにも、ますます磨きがかかる。 ぜひ多くのエクストリーム・メタル・ファンに聞いてもらいたい傑作だ。 ミックス/マスタリングはフレデリック・ノルドストローム! 【メンバー】 シュテフェン・クメラー(ヴォーカル、ギター) クリスティアン・ミュンツナー(ギター) ヨルン・パウル・テセリン(ベース) ダーヴィト・ディーポルト(ドラムス)

ディシーヴァーディシーヴァー

アメリカのドゥーム・メタル・バンド、ケミスが 4枚目のアルバムをリリース! ひたすら重く、暗く、美しく。ドゥーム・メタル・ファンのみならず、伝統的なヘヴィメタル・ファンも必聴! ドラムはマックス・カヴァレラ(ソウルフライ、元セパルトゥラ)のゴー・アヘッド・アンド・ダイでもドラムを叩いていたザック・コールマン。 【日本語解説書封入/歌詞対訳付き】 ケミスはアメリカ、コロラドのドゥーム・メタル・バンド。13年にネット上でデモを発表した後、ドゥーム・メタルの総本山、20バック・スピンと契約。 15年に『Absolution』でアルバム・デビューを果たす。16 年には早くもセカンド・アルバム『Hunted』をリリース。 そのひたすらヘヴィなスタイルで、ドゥーム・メタル界の話題をさらっていった。18 年のサード・アルバム『Desolation』のヨーロッパ盤は、 あのニュークリア・ブラストからリリース。ニュークリア・ブラストがドゥーム・メタルの作品を扱うのは、異例のことである。 この度、そんなケミスがニュー・アルバムをリリースする。『ディシーヴァー』と題された 4枚目のアルバムは、「詐欺師」というそのタイトル通り、 我々が様々な物語をいかに信じ込まされているかがテーマ。ドゥーム・メタルと一口に言っても、実に多くのスタイルが存在しているが、 ケミスがプレイしているのはあくまで伝統的なヘヴィメタルに立脚したドラマチックなそれ。 ヴォーカルもエピックに歌い上げるタイプだ。今回も 7-8 分クラスの大曲がズラリと並んでいるが、ケミスの場合、決してスロー一辺倒ではなく、 スラッシーなパートも飛び出したりと抑揚が豊かなため、⼀切飽きることなくアルバムの世界に没頭できるのである。 ドラマーのザック・コールマンは、ここ数年大きな人気を誇っているデス/ブラック・メタル・バンド、ブラック・カースのメンバー。 また先日デビュー作を発表したマックス・カヴァレラ(ソウルフライ、元セパルトゥラ)とその御子息のバンド、ゴー・アヘッド・アンド・ダイにも参加している人物である。 ひたすら重く、暗く、そして美しく。『ディシーヴァー』はドゥーム・メタル・ファンはもちろん、伝統的なヘヴィメタル、その他 ヘヴィなもの大好きという人たち必聴のアルバムだ。 【メンバー】 ベン・ハッチャーソン(ギター、ヴォーカル、ベース) フィル・ペンダーガスト(ギター、ヴォーカル) ザック・コールマン(ドラムス)

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