小説むすび | 著者 : ジェシカ・スティール

著者 : ジェシカ・スティール

恋のアムステルダム恋のアムステルダム

尊大な社長に反抗したくても、 彼に命じられるままに……。 半年前にロンドンへ出てきて、大企業に勤めているアイヴォリー。 ある日、オランダにいる社長の指示で、大至急資料をそろえたが、 担当秘書のパスポートの有効期限が切れていたため、急遽、 アイヴォリーが代わりに書類を届けにアムステルダムへ飛んだ。 夜遅くに指定のホテルに着いたときには疲れきっていて、 案内された部屋に入ると、ベッドに倒れ込むように眠りについた。 翌朝、近くで声がし、アイヴォリーは目覚めた。「きみは誰だ?」 驚いて見ると、隣のベッドにハンサムで大柄な見知らぬ男性がいる。 なんとそれは、まだ会ったことのなかった社長、ローソンだった。 ああ、よりによって、間違って社長の部屋で寝てしまったなんて! HQイマージュ〜至福の名作選〜より、大御所作家ジェシカ・スティールの初期の珠玉作をお贈りします。失恋を機に、都会に出て頑張る21歳の若きアイヴォリー。そんな彼女が大人の男性ローソンと出逢い、翻弄し翻弄されるキュートでロマンティックな恋物語です!

初めて知った恋だから初めて知った恋だから

どうしよう! だいじな、だいじなバッグを盗まれてしまった! 兄の借金を返すために母の形見を売って得たお金が入っていたのに……。 顔面蒼白のメレンは、たまたま通りかかった親切な男性に勧められ、 高級住宅街に立つ屋敷の豪華な客間で休ませてもらうことになった。 すると、よく響く声が聞こえてきた。「これ以上浮浪者はごめんだぞ」 まさか私のこと? すてきな声だけれど、言っていることは酷いわ。 声の主は、助けてくれた男性の兄で、世界的企業の重役ジャラッド。 彼はメレンの切羽つまった事情を聞くと、援助を申し出た。 その真意を疑いながらも、メレンは申し出を受けるほかなかったーー それが、ジャラッドの代用恋人としての“契約料”になるとも知らずに。 初対面にして辛辣な物言いをするジャラッドに反感を持ちつつも、生活が困窮しているメレンは結局のところ、彼に頼らざるをえなくて……。一方のジャラッドは、しつこく結婚を迫る母親をなだめるため、メレンに1年のあいだ偽りの恋人を務めるよう要求します。

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